九頭竜川などの大型河川は別として、ほとんどの北陸河川はドブ川に毛が生えたようなものになります
そんな中で、新たにサクラマス釣りをスタートしよう、とするアングラー様の多くはYouTubeや雑誌などで、米代川などの情報を見て、大型河川の感覚で釣り場に来られているように思います
その結果、現地でトラブルになってしまう、という事が最近多くなっているように感じています
こんな記事を書いているsashimi自身も2025年、何度かそんな事を経験しました
この記事ではルールというよりはモラルに焦点を当てて、トラブルにならない釣りマナーをご紹介したい、と思います
この記事が初心者の方が気持ち良くサクラマス釣りを楽しむ為の一助となれば幸いです
また現地でトラブルが発生した際には、この記事をご紹介して頂ければ、と思います
先行者の方に気持ちよく釣ってもらう
まず、初心者の方に気を配っていただきたい事は、
- 対岸に入らない
- 声をかける
- 先行者の前に立たない
、の3点になります

どういうことか?、順に説明していきますね
対岸に入らない
大型の河川やポイントは別ですが、川幅の狭いポイント(サクラマスタックルで対岸を狙える)では、基本的には対岸に入るのを遠慮して下さい
何故なら先行者は対岸を狙っている場合もあるかと思います
そんな中、対岸に入って、キャストをしなくても川を覗き込んでいる行為は先行者の方にとっては鬱陶しいものです
対岸からの大声で散歩をされている方にもご迷惑になる可能性もあります
ルールには明記されていませんが、こちらは意識しておいて頂きたい、と思います
声をかける
当たり前ですが、先行者がいた場合で近くで釣りをしたい、と思ったのならば、声は絶対かけましょう!!
どちらかに入らせていただいてよろしいですか?というような声かけが望ましいかと思います
近年、上流に入ります、とだけ言って入ってくる方が多いように感じます
それは声かけではなく、自身の意思を示しているだけです
サクラマス釣りは、
- 1カ所で粘る方
- ポイントを移動していく方
- 要所のみを打つ方
、と様々です
まずは相手の釣りの妨げにならないような配慮をした観点から声をかけてみましょう
ベテランの方だとそっけない返事が返ってくることも多いかと思います
しかし、サクラマス釣りの門を叩くのであれば是非ともお願いしたいと思います
先行者の前に立たない
ルールが明記されていないような河川では、釣り上がる方や釣り下る方など様々です
このくらい間をとって入ればいいだろう、という感覚はトラブルの原因になります
先行者が自分のほうに向かってこないような動きを確認した後、声掛けをして、先行者の進行方向の前には入らないようにすることでお互い気持ち良く釣りが出来ます

以上、初心者の方に知っておいて頂きたい最低限のモラルについてでした
シーズン後半になるとシーバスアングラーの方も多くいらっしゃいます
自分はしっかりとしているのに…
という場面もあるかと思いますが、めげずに気を配っていただけたらと思います
先行者は偉いのか?
上記では、先行者に気を使うべき、ということで紹介しておりますが、
先行者が偉いということでは全くありません
ただ先に入っていただけです
そのため先行者も後からいらっしゃった方に気配りをする事はとても重要です、
- 釣り下っていたにもかかわらず、後から入ってきた釣り人を確認すると元の位置に戻ってしまう
- 入ってくるな、と高圧的な態度をとってしまう
、などをしてしまうと、後から来た人は嫌な気持ちになり、声かけをしなくなってしまいます
後から入ってきた人と先行者のお互いを思いやる気持ちがトラブル減少につながります
顔見知りが増えればもっと楽しくなります!!
ベテランアングラーの方の気持ちになってみてください
そこに人が増えれば、自身がサクララスに出会える確率は下がってしまいます
そのため、
- 排他的な対応になってしまう
- ぶっきらぼうに受け答えてしまう
- ポイントに入れさせない
、そんな気持ちになってしまうのもわからなくはありませんよね?
sashimiも当初そんな場面に直面することが多々ありました
しかし、名前を覚え、〇〇さんあそこでアタックがありましたよ、と毎日のようにやりとりし、ようやく打ち解けることが出来る関係になると、○○さんに会いに行こう!、と釣りとは別の楽しみも出来るようになります
そんな年に数ヶ月の仲間?もとても良いものです
今の時代には珍しい堅物のような方も多いですが、サクラマスと併せて攻略してみてくださいねww
遊漁券について
最近ではフィッシュパスの導入もあり、なかなか現地で魚券の有無を確認することが困難です
声をかける側も楽しくて声をかけているわけではありません、
- 忘れた
- 後日買います
- 知りませんでした
、そんなことのないようにお願いしたい、と思います
sashimiも河川の組合員としてお声掛けをさせていただきますが、持っていない方は大体上記の3パターンで返答してきます
断りを入れた上で写真を撮らせて頂くと、後から謝罪される場合がほとんどですがww
正直に言います
先にも触れましたが、sashimiも今日までトラブルが0できているわけではありません
上記のように対応すると、自身が偉くなったと勘違いされる方がいらっしゃいます
- 友人と竿を出していた際、間に椅子を持って入ってきて、根掛かりしたあげく、取ってくれと言ってきた方
- 真横に入ってきて、当たり前のように何度も何度も被せてきて、やめてくれと言うと、ここはワシが草を刈った場所だ、と凄んできた方
- 親父を知っている、と言って毎回後から好き勝手に周辺に入って来て竿を出す方
- 何度対岸に入らないで欲しいと言っても、竿を持ってない、と言い、自身の釣りを対岸からずっと見ている方(何故そんな事をしているのか?は不明)
、sashimiはこんな方とは二度と関わることはありません
その他にもInstagramでは自己中心的な記事を全国紙に出したテスターに向けて、批判した投稿をさせていただきました
モラルのことを書かせて頂いたsashimiですが、現地では場合によっては塩対応もさせて頂きますし、思う事は発信しています
しかし、上記のようなことを心がけることで、年齢を問わずに深い仲になれる、という場合が大半だと自身の経験を元に断言します
初心者の方には、是非良い仲間を増やしていって頂きたい、と思います
最後に
今回は一部赤裸々に自身のことも書きましたが、サクラマス釣りにおけるモラルの部分について自身の見解を紹介させて頂きました
せっかく同じターゲットに興味を持って貰えたアングラーの方に残念な思いをしてほしくない、というのが先ずこの記事を作成した動機になります
続いて、自身も快適に釣りをしたい、という想いも少しありましたww
皆が気持ちよく、と言うのは難しいかもしれませんが、気配りで改善できる環境があるのは間違いないかと思います
- 限られたポイント
- 限られた資源(サクラマス)
- 限られた時間
、の中で楽しめるものとしていきましょう!!
2025/5/16
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