越前海岸の秋の風物詩、アオリイカエギングのシーズンがいよいよやって来ます
sashimiもこのシーズンを心待ちにしており、ホームグラウンドである越前海岸へは、時間が許す限り昼夜問わず釣行しています
今回の記事では、8月下旬のシーズン開幕前から、9月いっぱいまでの越前海岸アオリイカエギングについて、
- 8月下旬:シーズン開幕直前の状況と釣果
- 9月前半:数釣りの釣果と、サイトフィッシングのテクニック
- 9月中盤〜:台風前後の状況と、釣果を伸ばすテクニック
、と時系列に沿ってまとめました
実釣の記録(2022年のものを含みます)を交えていますが、内容は毎年有効な、今後も使える情報となっております
この記事を読む事で、シーズン前半の越前海岸を「いつ・どこで・どう釣るか?」の理解を深めて頂けます
ぜひ釣果アップにお役立て下さい!!
【8月下旬】シーズン開幕直前の越前海岸
Instagramでアオリイカの釣果投稿を見てしまい、無性にお刺身が食べたくなりました
通常sashimiは9月に釣行を開始するのですが、まずは8月下旬の釣行記からご紹介します
果たして、この時期にイカは釣れるのでしょうか?
使用したエギ
突然の思いつきでの釣行だったため、冬のヤリイカエギングで残っていた2〜3号のエギを使いました

小型のエギは使える期間が比較的短いため、シーズンが近づいたら前もって準備しておくのが良いかと思います
sashimiはシーズン中、通常3.5号のエギをメインに使用しています
3.5号は越前海岸において、小型から大型まで幅広く狙えるサイズだと考えております
この日の状況とポイント選び
越前海岸へ向かう途中、最初に目に飛び込んできたのは、白波が立っている状況でした
風もやや強めで、条件はあまり良くありませんでした
それでも驚くべき事に、多くのエギンガーの方々がいらっしゃいました
県外ナンバーの車もたくさん見受けられ、道路に沿った磯場のほとんどがエギンガーで埋まっていました

8月釣行が初めてだったので衝撃でした、 既に8月はシーズンインとなっているようですね
sashimiはまず、海と繋がってはいるものの、一種の池のような地形になっているワンドのポイントへ向かいました
しかし、しばらくしてもアタックが無かったため、場所を変えて漁港に隣接するエントリーの難しいポイントに入り直しました
再エントリーした漁港は「鷹巣漁港」になります
時間帯について
この日はシーズン前半という事で、「朝マズメを外しても釣果が期待できるだろう」と考え、早朝6時半頃から釣りを開始しました ※通常この時期の朝マズメは5時頃になります
越前海岸では、9月〜のシーズン開始時からは1日中アオリイカを狙う事ができます

シーズン前半は特に活性が良く、日中でも良い釣果が期待できます

私でもシーズン前半で「ボウス」っていうことはあまりないわね
波について
越前海岸には漁港もありますが、主に磯場での釣りがメインで、釣果を伸ばすには磯場の攻略が重要です
磯場は風向きによっては、波の低い予報でも地形の起伏で波が高くなるポイントがあるため、注意が必要です
この日の朝も風が吹いていたため、風裏を探して釣りをしています
最初に入ったワンドは追い風でしたが、潮の流れと風のバランスが悪かったため、移動する事にしました
これからエギングを始められる方にとって、
- 有効な時間帯
- 波のコンディション
- 釣行可能な風
- ポイント選択
、などの知識を深める事は非常に重要です
YouTubeなどの動画も活用し、「良いコンディション」への理解を深めてみて下さい!!
この日の釣果
漁港と磯場が隣接するポイントで潮目を見つけ、そのエリアを狙っていると連発できました

胴長は13〜14cm程度でした
8月にこれだけのサイズが釣れるとは、思ってもみませんでした
その後もポツポツと釣れ続けましたが、風がさらに強まるタイミングで撤収しました
この日は合計5杯のアオリイカをお持ち帰りしております

シーズン前半は、手前のブレイクや藻にアオリイカが多く付いている事があるので、
足元までしっかりと狙う事が、良い釣果の鍵
、となります
8月釣行の結論
例年9月にスタートしているアオリイカ釣行ですが、8月下旬でも普通に釣れました
ただし「人の多さ」を念頭に置いたポイント選択が大切になってきます
sashimiも驚いたのですが、サイズも9月初旬のアベレージくらいのものが釣れました
「8月下旬にしか休みが取れない」という方は、挑戦してみても良いかもしれませんね!!
【9月初旬〜中旬】数釣りシーズン到来!サイトフィッシングを極める
9月に入ると、越前海岸ではエギングシーズンが本格的に始まります
ここからは9月前半の釣果の実例と、この時期に特に有効なサイトフィッシングのテクニックをご紹介します
9月第2週:朝マズメの釣行
この年(2022年)の初釣行は、9月の第2週に行いました
台風の影響や雨の日が多い時期なので、「釣り人が少ないのでは?」と期待しての釣行です
またこの年はサイズが例年より良いとの情報があり、3.5号のエギ縛りで釣行しました

釣果は、朝マズメに適当な磯場に入り、2時間で8杯でした

アオリイカのサイズは平均して胴長15cm前後です
小型のイカの引ったくるようなアタリも多く、10〜15cmほどの個体が混ざっている状況でした
数釣りには最適な時期ですね
ただ、エギングで切れたと思われる海藻が結構浮いていたので、人はかなり入っている印象です
水色は回復しており、良い感じでした
うねりと風があり釣りにくい状況でしたが、日が出てから釣りを開始した事で、サイトでエギを抱く個体も確認できました
ただ、サイトでアタックしてくるアオリイカの数は、年々目に見えて減少していきますね…
9月某日:大潮回り・深夜の釣行
こちらは9月のある夜中に、約2時間竿を出した時の釣行です
釣果に満足したため、朝マズメは投げませんでした
目処を付けていた釣り場は全て先行者で埋まっていたため、空いている地磯に入りました
初めてのポイントで状況は分かりませんでしたが、手前はかなり浅いシャロー帯のようでした
ところがフルキャストすると、20カウントほどでは底に着かない深場になっていました
大潮の影響か、その場所特有の状況かは分かりませんが、深場の周りは潮がかなり効いていました
釣れる条件が整っていたため、その場所で粘る事にしました
結果、2時間で12杯の釣果になっております

暗い時間は例年通り、赤テープのエギが強い印象です
この年はアオリイカの数が例年より多いとされ、Instagramなどで情報が広く共有された事で、釣り人の数もかなり増加しておりました
このポイントにも切れた海藻がかなり浮いており、相当人が入っている様子でした
サイズはポイントにより異なり、一部のポイントでは10〜15cm、今回のポイントでは15〜17cmほどの個体が多く見られました
人気のあるポイントでは、アオリイカのサイズが小さめになっているようです
朝夕のマズメは人が多く、各磯や漁港の先端に入るのは難しい事が多いです
そのため、衛星写真などを参考に、遠投することで深場に届くポイントを探して釣行する事をオススメします
2023年には、ジェットブーストを搭載したシャロータイプのクリンチも発売されました
そんなエギを有効に使い、上記のようなポイントで釣果を伸ばして行きたいですね!!
サイトフィッシングを極める
シーズン前半に有効なサイトフィッシングについて、さらに深掘りしてみます
シーズン前半には、
- 小型の群れが手前に集まっている
- エギを引いてくると、数匹のアオリイカが付いてくる
、という事がよくあります
多くの動画や雑誌でサイトフィッシングのテクニックが紹介されていますよね?
テスターやインストラクターの方々のサイトの釣り方は、以下のような流れが多いように思います
- 見えイカを見つけたら、少し離れた所にエギを投げる
- チョンチョンとアクションを入れ、ラインを巻き取り、テンションフォールの状態をつくる
- ロッドを固定(角度は人により様々)し、アオリイカがエギを抱くのを待つ
- 2〜3を繰り返す
しかしsashimiは、「ラインのテンションを張ってステイさせている方が多い」という事が気になってしまいます
これまでの経験では、ラインを張ってしまうとアオリイカが警戒し、エギを追わずに逃げてしまう事が多いのです
離島など人があまり入らない場所では違うかもしれませんが、一般的な人気ポイントではこの傾向が強い、と実感しています
語弊を恐れずに言うと、一番イカのアタックがあるのはフリーフォールです
フリーフォール(糸を張らずに落とす)なら、エギが本来の沈下姿勢を保て、アオリイカが最も抱きやすい状態になります ※遠投している場合も同じ、と考えています
ただしフリーフォールには、アオリイカが抱く瞬間にアワセを入れようと糸を張ると、バレやすくなるというリスクがあります
そのためサイトの釣りでは、ラインテンションのバランスを考える事が大切になってきます

フリーフォールとテンションフォールを、上手に使い分ける事が重要です
フリーフォールでイカを誘い、イカとエギの距離をコントロールし、イカがエギを抱く瞬間に、違和感なくラインを張れる状態へ持っていきます
このプロセスをマスターする事で、数を釣る事が可能になります
イカは魚と違い、1キャスト目で釣れなくても、次のキャストでもエギを追ってくる事が多くあります
エギが不自然な動き(テンションフォール)になり、その状態で手前まで来すぎると、イカに警戒心を与えてしまいます
したがって、適切なタイミングでエギを回収するテクニックも重要になります
またサイトで釣る際の注意点として、「棚を意識する」という事があります
前後の動きに気を取られると、水中での上下の棚の動きが曖昧になり、アクションを入れた時にエギが水面から飛び出してしまう事があります
サイトでしっかり釣るには、ダートアクション(サイドにスライドさせる動き)よりも、上下の動きで釣る事が大切です
サイトフィッシングには繊細なテクニックが多く必要ですが、アオリイカを安定して釣るためにも、ぜひ習得して下さいね!!
サイトに使いやすいエギとしては、ヤマシタさんのエギ王LIVEがオススメです

私と同じ初心者の子は2.5号を、冬のヤリイカと兼用してシーズン前半に使うのも手ね!!

【9月中盤〜下旬】台風前後の状況と、釣果を伸ばすテクニック
9月も中盤に入ると、台風によるうねりや人的プレッシャーで、前半のようには釣れなくなってきます
ここからは2022年の台風前後の釣行記と、シーズン中盤から使えるテクニックをご紹介します
台風前の釣果【9月13日】
この日は、
- 出社前に1時間
- 夕マズメ前に2時間
、での釣行でした
結果は、
- 朝が5杯(胴長15cm前後)
- 夕方が10杯(胴長17cm前後)
、となっております
朝の釣果↓↓

いつでも釣れるヤマシタさんのエギ王K「ムラムラチェリー」は、越前海岸での鉄板エギです

夕方の釣果↓↓

まとめ①
サイトで抱いてくるイカは少なくなりましたが、10cmに満たない個体も多く確認できるので、まだしばらくは数釣りが楽しめそうです
10cmくらいのイカは、1週間ほどで15cmくらいに成長すると考えております
人が多く入っているので、手前のイカは既にスレている状況です
そこでsashimiは、3.5号のエギを、
- 回遊があるであろう沖のブレイク
- 潮目の中
、にできるだけ長く留める事を意識しています
そのため「コンスタントに釣れる」というより、イカが入って来た時間に連チャンする事が多いように感じます
生地の無いシマノさんのクリンチ「オヨガセIW」も好調です

台風後の釣果【9月24日】
海が再度荒れそうだったので、連休の夜中に2日間連続で釣行して来ました
状況が良ければ朝マズメもやろうと思っていたのですが、良くなかったので早めに切り上げております
- 3.5号のエギくらいのサイズが2杯(1日目)
- 胴長16cmを頭に3杯(2日目)
、で終了となりました
エギ王Kの「ポイズンパープル」への反応が良かったです
まとめ②
やった感じとしては、表層の見た目以上に底が荒れていて、釣りにくい状況でした
潮が効いているようでシャクっていて気持ちは良いのですが、思い通りにエギを扱えず、なかなか釣果を伸ばせません
また大型のイベントも開催されたため、だいぶスレて来ているようでした
アタックがあっても小型特有のひったくるようなもので、釣り上げても13〜14cmくらいです
SNSの情報をまとめると、夕マズメ前後は釣果が良さそうです

サイズも夕マズメは胴長20cmアップが結構上がっているようですね
呼鳥門以南は風の影響を受けづらいため、既に海が回復しているのか?、釣果を伸ばしている方が多い印象です
シーズン中盤から使えるテクニック
ここからは、シーズン中盤から知っていると釣果を伸ばせるテクニックをご紹介致します
カラーについて
sashimiの経験上、大型のアオリイカは暗い時間帯に紫ベースのカラーで釣れる事がとても多くなります
そのためシーズン中盤からは、
- 生地が紫
- ベースが赤か紫
、のような「怪しげなカラー」のエギを多く持っていきます
もちろん、他のカラーで大型が釣れる場合もあります
エギ王Kの限定色(4色)が発売された際、上記の条件に該当する「夕闇散歩」というカラーが一瞬で店頭から消え、ネットでプレ値で販売されていました
皆様、同じような感覚をお持ちなのかもしれませんねww
シャクリ方について
シーズン中盤からは、好調な時期のように、
- 大きな群れで
- ある程度まとまっている
、という事は少なくなってきます
大きくなった各個体が、ばらけている状態になりやすいためです
そのため、前半のような大きくエギを動かすシャクリではなく、
なるべくボトム(底)を外さない事を意識した、ゆったりとしたシャクリ
、の調子が良くなります
「上に跳ね上げない」という意味で、細かなダートアクション(左右にエギを飛ばす)も有効になります
ダートに関してはエコギアさんのダートマックスがオススメですが、人気製品のため、なかなか欲しいカラーが手に入りません
なお、ティップランではまだまだ連発が狙えますし、オカッパリ(陸から釣る人)でも、大きな群れが回遊してくる事はもちろんあります
ポイント選択
居着きのイカはこの時期、かなりの数のエギを見ていて、スレている(エギにあまり反応しない)状態になります
近年は船から狙うティップランも流行し、沖でもかなりの数が釣られているので、ポイント選びはとても重要です
山からの吹き下ろしの風やその日の状況を考慮して、あまり人が入らない場所にエントリーすると、良い釣果になる事が多くなります
具体的には、
手前がシャロー帯で、奥が深くなっている所
、をポイントの目安にすると良いと思います
オカッパリは手前が浅いとスルーしがちですし、投げられる範囲で深くなっていれば、船のティップランではあまり流さない場所の可能性が高いです
越前海岸は複雑な地形でロストも増えるので、沖の深場をゆっくり狙った後の手前のシャロー帯は、エギを回収してしまいます(sashimi流です)
シャローを狙う際は、シャロータイプのエギで釣り分けるとロストを減らせます
近年では、さらに沈下スピードのゆっくりな「スーパーシャロー」もございます
また越前海岸は「飛ばせば何処でも深い」という訳ではなく、
- 沖が馬の背(底が盛り上がっている)になっているポイント
- エギを飛ばせる範囲すべてがシャロー
、という所も多くありますので、上記のエギを1本ケースに忍ばせてみてはいかがでしょうか?

馬の背の回り、は良いポイントにもなります
波について
シーズン中盤からはうねりが出てくるので、波の予報が低くても、磯場や堤防に当たった波が想像以上に高くなって被る事があります
ポイントに入る前に「足場が濡れていないか?」の確認と、海の状況の観察をしてから釣り場に入る事をオススメします
また中盤からは、アジ釣りから始めるヤエンの方が、マズメの数時間前から堤防先端に入られている事が多くなります
焦らずゆっくり、安全で条件に合った場所に入るようにしましょう!!
ヤエンの方の近くに入らせて貰った際には、アジカラーを投げたくなりますねww
アジカラーも、昔から越前海岸で実績の高いカラーになります

最後に
今回は、8月下旬の開幕直前から9月いっぱいまでの越前海岸アオリイカエギングについて、実釣の記録とテクニックをまとめてご紹介しました
これらのポイントは長年エギングをやってきた中で、毎年有効な情報かと考えております
8月の釣行で目にした、驚くほど多くのエギンガーの光景からも、エギング人気は今後も続いていくでしょう
磯場の藻がエギングでかなり切られている状況を見ると、シーズン後半の「大型アオリイカ狙い」は年々苦戦を強いられていくと思います
そんな中ですが、資源を守りつつ、楽しみながら釣りを続ける事が大切です
どんどん釣れなくなっていくアオリイカですが、少しでも良い状況を保てるよう努力しつつ、シーズンを楽しみましょう!!
これまでに越前海岸のエギングにまつわる記事を多く書いて来ました
その記事の要点をまとめたものを制作しましたので、宜しければぜひそちらもご覧下さい!! ※記事はこちらよりご覧頂けます
当ブログが、皆様の快適な釣行の一助となれば幸いです
2026/7/6 記事合算、リライト



コメント