季節が夏に近づくにつれて僕の釣行回数は減っていきます
そこで、竿を出さない期間にこれまでの僕の「旅」について書いてみようと思いました
2012年から僕はバックパッカーとしてさまざまな国を訪れてきました
ツアーではなく航空券や宿泊施設などは自分で手配しできるだけ費用を抑えて行動していました
時間が経っていますがそんなノウハウやツアーでは味わえない経験などについても紹介していきたいと思います
僕は旅に出るとメモをベースに日記を付けています
その日記やメモを参考に記事を書いていきます
※上記の理由から、日程が飛んでいたり順不同の場合もありますのでご了承ください
※また、頻繁に移動するため、ホテルに戻って次の日の予定を計画し空いた時間でメモを元に日記を付けているため、旅をすべて網羅できていません
※2012年とは為替レートがかなり変わっておりますので、ご注意ください。
ヨーロッパへの旅行の事前情報
ヨーロッパへの旅行を計画している方に、以下の事前情報をご紹介します
- 飛行時間
東京からパリへの直行便では往路が約13時間20分、帰路が約11時間30分かかります
ただし、航空費を節約するために乗り継ぎを選ぶ場合、移動時間はさらに長くなります
僕の場合、カタールでの乗り換えで約4時間の待ち時間がありました
国内での移動も考慮すると、往復で約2日間必要となる場合もあります
- 時差
日本とパリの時差は、通常時においては日本が7時間進んでいます(サマータイム)
冬時間になると8時間進むようになります
時差の調整も忘れずに行いましょう
- 国内交通
今回ご紹介させて頂くフランス、イタリア、スペイン、イギリスでは、地下鉄やバスなどの公共交通機関が充実しています
地元の方の足となっている交通手段を利用する場合でも特に恐怖や不安を感じることはありませんでした
- 通貨レート
2023年6月30日現在、ユーロ/円のレートは約157円程度です
一方、ポンド/円では約182円程度です
為替レートの未来は分かりません、行きやすさについて一概には言えません
- 治安
今回ご紹介する国々は観光名所となっており、重大犯罪(⚪︎人)のリスクは比較的低いと言えます
ただし、スリや詐欺などの軽犯罪には注意が必要です
日本に比べて身近に発生する可能性が高いため、警戒心を持って行動しましょう
警官になりすましなど咄嗟の対応にとても困るものもありますので事前に横行している手口は知っておくと良いかと思います
以上が、ヨーロッパへの旅行にあたっての事前情報となります
安全な旅をお楽しみください
ヨーロッパへの旅行の下調べと持ち物
僕が初めてバックパッカーとしてヨーロッパを訪れた際の下調べと持ち物についてご紹介します
ヨーロッパへの旅はフランスからスタートしました
全て自身で手配した旅行で、不安も多かったですがCDG空港上空から見える朱色の建物を眺めた瞬間のワクワクが今でも鮮明に蘇ります
バックパッカースタイルの旅行だったため、目的地や為替レート、期間、日本での費用など当時のメモに記録されていました
以下は当時の出発前のメモの内容です
【目的地(とりあえず設定)】
- フランス:ルーヴル美術館、凱旋門、エッフェル塔、モンサン=ミッシェル
- イタリア:コロッセオ、トレヴィの泉、サン・ピエトロ寺院、ダヴィンチ記念館、国立科学技術博物館、ヴェネチア
- スペイン:プラド美術館、ピカソ美術館、サン=パウ病院、サクラダファミリア、カサミラ、コロニア=グエル教会堂
- イギリス:大英博物館、バッキンガム宮殿、ウエストミンスター寺院
【当時の為替レート】
- ユーロ:当時104.29円、現在150.96円(2023年5月)
- ポンド:131.88円、現在173.84円(2023年5月)
現在はWeb上で両替の準備ができるようになっており、ますます海外への敷居が低くなっていますね!手数料がお得なのはありがたいです。
【期間】
2012年2月7日から2月29日(ヨーロッパ往復チケットは日本にいる間に手配)
飛行機と初日のホテル2泊で総額1,711,790円かかりました
【持ち物】
- パスポート(コピーも)
- Eチケットの控え
- 電車パス(学生扱いのパスが当時あったと記憶しています)
- メモ帳
- 保険の控え
- 盗難防止グッズ(スキミング防止シートなど)
- トランス(複数の国で使用可能なもの、携帯は持たずカメラの充電などに使用)
- 折りたたみ傘
- クレジットカード(2枚)
- スリッパ
- ウエットティッシュ
- 最低限の着替え(下着は都度捨てて現地で調達)
- 国際学生証
- ユースカード
このように準備というにはあまりにお粗末な情報と行き当たりばったりの精神で、バックパッカーとしての旅をスタートさせました
持ち物としては国際学生証なども追加していますが、当時は大学を卒業後に会社を退職し、3年間働いた後の旅でした。
日記の最後に持ち物、参考文献も記載されていたので追加します
【参考文献】
『海外パックツアーをVIP旅行に変える78の秘訣』
贅沢な旅行をしたい訳ではありませんが目から鱗の情報がいくつかありました
オプションツアーは現地でも申し込みが可能、両替のお得なやり方などは特に役に立ちました
『地球の歩き方(ヨーロッパ)』
行きたい国が多く「地球の歩き方」は各国で持って行くとかさばってしまうのでヨーロッパでまとめたものを購入
周り終わった国の部分は破ってどんどん捨てて行きました
冬は航空券が安く入手出来るシーズンだったので選びました
パックパッカーの旅(フランス):思い出の軌跡と貴重な経験
今回のコラムでは、僕が2012年にフランスを旅した際の思い出と貴重な経験についてお伝えしたいと思います
旅から数年が経っているため、記憶が曖昧な部分もありますが、当時の日記とメモを頼りに旅の軌跡を辿っていきます
- 2012年2月7日〜
私は夕方にCDG空港に到着し、タクシーでホテルに向かいました
新しい風景に期待と不安が入り混じりながら、アンティークな道を進んでいく光景に魅了されました
夕食を摂る際、暗くなる前にとホテルの横にあるファーストフード店で海外初の夕食を楽しみました
※土地勘がまるで働きませんでした
次の朝、身支度を整えて早めにホテルを出発しました
外は寒く、ヨーロッパの「ブリザード」を肌で感じました
初めての目的地である凱旋門に到着した瞬間、仕事を辞めて旅に出るという選択が正しかったと確信しました
そこから歩き始めましたが、疲れてしまったのでバスに乗ることにしました
親切なおばさんがバスの乗り方を教えてくれました
以降、移動手段としてバスを利用することが多くなりました
エッフェル塔に行くと、ベレー帽を被った兵士たちが歩いているのを見ました
ホテルの予約をせずにいたため、地図を頼りにインフォメーションマークのある場所で泊まれそうなホテルを探すことになりました
ホテル探しは苦戦しましたが、ユースホテルを紹介してもらい宿を確保しました
そのホテルでは相部屋でチュニジア人の男性と話す機会がありましたが、彼には胡散臭さを感じ、彼が外出している隙に別の部屋に変更してもらいましたww
次の予定も考えながら行動しなければ旅が停滞してしまうと思い、まだフランスでの予定があるにもかかわらず、イタリアの計画も立てる必要がありました
モンサンミッシェルには一日かけて行きました(パリからは戻るために一泊する必要がありました)
モンサンミッシェルでは、日本でも人気のある観光地で、バックパッカーの女性とホームシックになっている日本人男性と出会いました
帰りが遅くなり、周囲が暗くなると、親切な人々も怪しい存在に見えてきましたww
フランスでは市内の電車移動のチケット購入時に「フランス語で話せ」と怒られる場面もありました
ユニセフ詐欺や観光客を狙った指輪や花などの詐欺も目撃する事もありました
ユニセフ詐欺では、善意で募金をしたら「パスポートの番号を書け」と言われたため、怒ったらどこかに去っていきました
さまざまな経験がありましたが、「こんにちは」と「ありがとう」の言葉はフランスでは徹底されているようです
- 2012年2月12日
初めてレストランに入りました
マックの肉のようなステーキ、ポテト、パンは値段と品質が釣り合っていないと感じました
モンパルナスタワーからは、パリの街を一望することができました
私が訪れた際には霧がかかっていました
「Oh my God(おお、まさか)」と、ガラス張りの床から下を見た外国人が言っているのを聞いて、笑ってしまいました
近くの墓地も訪れて見ました
有名人も眠っているということで、その雰囲気は町とは明らかに異なり、冷たく感じました
オルセー美術館は非常に満足のいく内容でした
ルーブル美術館にも行きましたが、日記には記載されていませんでした
旅を続ける中で、さまざまな建物や美術品を見たいという欲求が強くなっていきました
パリの旅の後半では、旧新聖書にゆかりのあるもの、ガウディの建造物、ダヴィンチの作品、そして有名な場所を優先的に訪れたいと思うようになりました
当時はEU圏内の電車で乗り放題のチケットが利用できましたが、現在はどうなっているかは分かりません
インターネット上にはヨーロッパに特化したチケット予約サイトが充実しているようです
しっかりと調べて活用することで、旅行はより快適になるでしょう
一人旅をする際には、今はとても優しい時代です
インターネットを通じて情報を得ることができ、自分自身の旅程を自由に計画することができます
また、ヨーロッパでは英語が広く通じる場所も多いため、言葉の壁を感じにくいのも魅力の一つです
旅行は新たな出会いや経験をもたらしてくれる素晴らしい冒険です
ヨーロッパ旅行を計画する際には、ヨーロッパ電車とインターネット予約の活用をしっかりと考えてみてください
より快適な旅を楽しむことができるでしょう
旅行者にとって、この時代は本当に優しい時代ですね
イタリアの旅:ミラノからローマへの移動と感動の芸術
このコラムではミラノからローマへの旅を綴りたいと思います
当時の日記やメモを頼りに、イタリア滞在の一部を振り返ってみましょう
- 2012年2月14日?〜(日付が曖昧ですので、当時のメモを参考にしています)
イタリアはミラノを目指して拠点にしていたパリより電車に乗りました
ミラノに到着する前の電車で、チュニジア人の女性が話しかけてきました
音楽について話していたとき、彼女の行動からミラノの駅から連れて行かれるような雰囲気を感じ、駅に着いた途端に逃げるように立ち去りました
ミラノは違法滞在者の街というイメージがあり、事件に巻き込まれるのを避けるため、「ドゥオーモ」と「最後の晩餐」だけを見て、長居せずに移動することに決めました
「最後の晩餐」は一般公開されておらず、現地のツアーに参加することでようやく鑑賞することができました
実物は予想以上に大きく、生で見ると鳥肌が立ちました
「最後の晩餐」は教会内を歩き近づくにつれて心臓の高鳴りを感じました
日本でのレオナルドの知名度なのか?期待が凄く高いです
カメラは作品の痛みに影響するのでダメでしたが作品は上記の通り素晴らしい佇まいでした
ドゥオーモ周辺はファッションブランドが軒を連ねる観光地であり、ミサンガを売りつけようとする人々が多くいました
引っかかっている日本人は僕が見てもカモ、警戒心が足りなさすぎると思います
自分に合う芸術に出会った瞬間は、旅の醍醐味を感じます
その感覚は背筋にゾクっとするものが走ります
- 2012年2月17日
ローマへと南下します
この辺りから移動が多くなり、メモも走り書きのようになっています
ヨーロッパの鉄道は疲れる一方、景色は素晴らしいものでした
ミラノからの移動という事でローマは雰囲気が良く感じられました
観光地は密集しているため、歩きやすく、スペイン広場、トレヴィの泉、コロッセオ、フォロ・ロマーノ、真実の口、パンテオンなどは、メトロ2線と徒歩で十分に回れました
ローマでチュニジアにバックパッカーとして訪れていた日本の男性とランチをしました
初めて本当に美味しいと思える料理に出会えた瞬間でしたww
当時食べたのはカルボナーラで、とても美味しかったです
ローマは観光地として日本人が多く訪れていますが、マナーの悪い人々がいることに失望しました
早朝、ヴァチカン市国へ向かいました。美術館や建物は広く、丁寧に見て回ると1日では周り切るのは不可能な規模でした
イタリアの旅はまだ続きますが、今回はここまでとさせていただきます
次のコラムではスペインでの経験についてお伝えします
旅行における感動や出会いは、一生の宝物となります
スペインの旅を振り返りながら、心躍る冒険のストーリーを綴っていきます
お楽しみに!
バックパッカーの旅:バルセロナの魅力と注意点
このコラムでは、私がバルセロナを訪れたバックパッカーの旅についてお伝えします
この辺りから慣れて来たのか?更に移動が多くなって行きます
記憶によるとホテルが無くとりあえず夜行列車に乗ってスペインに移動した記憶があります
帰りのフライトはイギリスなので早めにイギリスに入っておきたい思いとポルトガルまで行きたい思いの葛藤があったように思います
結局、電車乗り放題パスの期限もあるのでスペインはバルセロナのみの滞在となりました
では当時の日記とメモを参考に、バルセロナ滞在の一部を振り返ってみましょう
- 2012年2月19日
移動中の電車で、英語が上手な日本人と相部屋になりました
自分の英語はほぼ片言で、日常的なフレーズを連呼するだけですので、より深い旅を楽しみたいのであれば、英語学習を進めるべきだと感じました
現在は英検2級を習得しておりますが、当時は3級程度でした
バルセロナはバカンス地のような場所で、オリンピックによってその都市は豊かになったと感じました
この街は印象派やルネサンスの痕跡を追ってきたこれまでとは異なる芸術を提供してくれます
ピカソやガウディの作品などがあります
朝一番できつい坂を上り、グエル公園を目指しました
静寂の中で自分ひとりだけのグエル公園はとても気持ちが良かったです
サグラダファミリアは日本では一方向でしか紹介されませんが、内部のステンドグラスやキリストの彫刻、外部の装飾などの美しさは一生忘れられないでしょう
その他にも、ガウディの建築やピカソ美術館なども訪れましたが、日記には詳細は記されていませんでした
バルセロナはリゾート地ですが、スリなどの軽犯罪が頻発しており、警察になりすましての詐欺や強盗なども発生しています
注意が必要な街です
滞在していたホテルは裏路地にあり、戻る途中に後ろから指を鳴らされ、振り返ると不審な仕草をした若者が何かを言っていたのを覚えています
バルセロナはカタルーニャ語が主流でしたので、ほとんど理解できませんでしたがww
バルセロナを訪れる際には、スペイン人からも暗くなってからの外出は控える方が良いとアドバイスされました
滞在中、ストライキによるデモが起こり、一時的に電車が運行停止となるトラブルがありました
これについてはメモには詳細が記されていませんでした
バルセロナは魅力的な街であり、美しい観光地がたくさんありますが、注意が必要な点もあります
自分の安全を守りながら、この素晴らしい街を楽しんでください
イギリスについてお伝えしますので、お楽しみに!
旅の終着点:ロンドンのショッピングと観光
ついに私の旅の最終目的地であるロンドンの旅になりました
フランスからイタリア、スペインを巡り、イタリアに戻ってユーロスターでイギリスに入り、初めてのショッピングを楽しむことになりました
- 2012年2月22日
ユーロスター(フランスからイギリス間)は€183と高額でしたが、ロンドンの物価が高い一方で、スーパーマーケットが充実しているため、食費は抑えることができました
メトロは慣れないゾーン制度で、とりあえずゾーン6の切符を買ったら、無駄な買い物をしたと笑われました
そんなメトロを利用してタワーブリッジへ行ってみました
世界一の異名を持つだけのことはあり、美しさが際立っていました(澄んだ空によく映えていました)
老舗のトリッカーズで靴を購入しました
雰囲気のある店内で、大きな引き出しから足に合ったサイズを選んでもらえました
ホテルに戻って、サイズがもう少し小さい方が良かったと思い、翌日交換を申し出たら快く受け入れてくれました
その他にも、老舗の店舗が集まるStジェームス通りではウィンドウショッピングも楽しめました
リージェント通りやニューボンドStと繋がっていく道も魅力的でした
新しい旅行カバンを購入したく、グロートロッターに立ち寄りましたが、今回は断念しました
代わりに、M & Nというチェーン店でパンとコーラを買って近くの公園で食べる時間を楽しみました
イギリスの公園はどれも心地よく、リラックスできる場所でした
バッキンガム宮殿は外から眺めました
また、名探偵コナンでお馴染みのベーカーStにはシャーロック・ホームズミュージアム(B221)もあり、ついついお金を使ってしまいました
大英博物館は1日丸々回りました。ロゼッタストーンや皮膚まで残っているミイラ(ジンジャー)、銃で作られた木、日本のコーナーなど、さまざまな展示物があり、楽しめました
そして、いよいよ帰国前の最後の日
空港でリコンファームに行きましたが、結局不要だったようです
残ったイギリス最後の時間はウィンドウショッピングに費やしました
このように、ロンドンではショッピングを楽しみながら観光も満喫しました
旅の終わりにふさわしい最後の目的地となりました
次回は、旅の総括と感想をお伝えしますので、お楽しみに!
最後に
如何でしたでしょうか?
今回は釣りの話題を離れテーマを変えて、自身の旅についてお話ししました
現在の円安やインフレの状況などから、海外旅行は経済的に厳しい状況かもしれませんが、「バックパッカーとしての旅」に憧れる方も多いのではないでしょうか?
この記事が、そんな方々の参考になったり、英語が話せない一人旅の実態を知る機会になれば幸いです
僕自身、他の国々も旅しており、ガイド無しで釣りに行った経験もあります
また、釣りがストップしているシーズン中にもいくつかの話題を紹介できればと考えています
今後もさまざまなテーマで記事をお届けしていきますので、ぜひお付き合いいただけると嬉しいです
次回の記事もお楽しみに!ではまたお会いしましょう
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