我が家から鹿島槍ガーデンまでの距離は相当なもので中々簡単に足を運ぶことが難しいのが実情です
費用もかなり掛かります
- 高速道路料金は夜間料金を考慮しても6,000円(3,000円×2)
- さらに入場料5,500円
- お刺身の持ち帰りと氷代で3,000円ほど
- 諸経費として2,000円
- そしてガソリン代も約6,000円
合計すると2万円超えです
2022年11月からは社会全体の物価上昇の影響を受けて鹿島槍ガーデンの価格も値上げの方向に改定されています
その為sashimiの釣行は、毎回日帰りにて行っています
途中でテントを張ることができる場所(最近は猫はなの湯がお気に入りです)で少し休憩し、仮眠をとって夜間料金を活用して帰宅するのがよくあるパターンになります
そのようなやり方でsashimiはこれまでに月に1度鹿島槍ガーデンを訪れて来ました
そこで今回皆さんにお伝えしたいのは、鹿島槍ガーデンの四季の特徴についてです
季節ごとの特色や楽しみ方、風景の変化などsashimiの目で見て感じたことを余すことなくご紹介していきます
この記事をお読み頂くと、
四季の変化がもたらす鹿島槍ガーデンへの影響について理解を深めて頂けます
鹿島槍ガーデンの公式サイトはこちらよりご確認頂けます
(最新の料金等を確認頂けます)
現地の案内(2024/11月)↓


鹿島槍ガーデンへのアクセスはこちらより↓
気候が安定し釣りやすい春(4~5月)
春の訪れとともに気候も安定してきて4月〜5月は快適に釣りが出来るシーズンになります
このシーズンは釣果も安定しておりブラウントラウトやレインボートラウトがランダムに釣れる季節になります
特筆すべきは様々なルアーに魚たちがコンスタントに反応するという事です
特定のルアーに縛られず幅広いルアーが効果を発揮するのがこの時期の特徴になります
数を伸ばしやすいシーズンなのでお持ち帰りを楽しむ方にとっては最適なシーズンと言えるでしょう
ただし大型連休(GW)や気候のよさから多くの釣り人が訪れます
そのため管理者側は45~55cmくらいの魚をたくさん放流し、より多くの方が楽しめるよう心掛けているように感じます
またこの季節からはアブの活動も活発になります
アブは汗のにおいに引き寄せられるため対策が必要です
- 汗をかいたら着替える
- 柑橘系の虫除けを使用する
などをオススメします
sashimiは渓流釣りでも活用しているハッカの虫よけを対策として使用しています
アウトドアでの虫対策には効果的なアイテムになります
そして忘れてはいけないのがイワナの存在です!
渓流釣りの代名詞でもあるイワナもこの季節、ガーデン内で多く釣れます
ドリーバーデン同様にインレットに多く集まっている場合が多いです


鹿島槍ガーデンのイワナはヘビーシンキングミノーのトゥイッチングが有効です
春の鹿島槍ガーデンは快適で釣果も伸びやすく初心者の方にもピッタリかと思います
ターゲットの少ない夏にも楽しめる鹿島槍ガーデン(6~8月)
標高が高い鹿島槍ガーデンでも夏(6月〜8月)になると結構な暑さが待ち受けています
先ほどご紹介した虫対策に加えて紫外線対策も大切になってきます
山の日差しは思った以上に厳しいものですから海の日焼けと同様くらいに考えないといけません
日焼け止めも良いかと思いますが肌を露出しないアイテムも各釣具メーカーより出ております
夏の魚たちの活性は日によって大きく異なります
水温が高くなるためレインボートラウトが釣れることが多くなります
またペアリングを意識してか?攻撃的なパターンが見受けられるようになり、スプーンよりもプラグへの反応が良いことが多くあります
ボトムを這わせずにゆっくりと泳がせてたまにトゥイッチを入れるだけでもアタックしてくることが多いです
特に朝一や閉店1時間前(太陽が沈み日陰が増える時間帯)は魚たちの活性が高まることが多いです
お昼の休憩をゆっくりとるのも良いですが、お刺身捌きを依頼予定の方は受付が15時までなのでやはり朝一がチャンスです
鹿島槍ガーデンではストリンガーの使用は許可されていませんがスカリを利用して魚をキープすることは可能です
例年7月末頃までの梅雨明けまではまとまった雨の影響で晴れていても水が濁っている場合が多いです

夏の雨の合間の鹿島槍ガーデンには美しい風景が待っています

鹿島槍ガーデンの夏は過酷なシーズンになりますがターゲットの少ない夏に竿を出せるのはありがたいですね
雨の日に爆釣!!という事もありますので足を運んでみては如何でしょうか?
イクラが入っているかも?婚姻色の綺麗なトラウトを狙う秋(9~11月)
9月〜11月の鹿島槍ガーデンは秋のシーズンになります
この時期になってくると朝方はかなり冷え込む日が多くなってきます
この季節は気温の変化に対応できるようしっかりと準備をして臨むことが大切になってきます
例えばダウンジャケット1着、だけではなくレイヤードスタイルを心がけてみてはいかがでしょうか?
- ベース
- ミッド
- アウター
といった重ね着で体温を調整します
日中の気温上昇時にはアウターやミッドレイヤーを脱ぐことで快適に過ごすことが出来ます
この季節、池では魚たちの婚姻色が美しくペアリングの光景が見られるようになります
ただしペアリング中の魚は口を使いづらく釣るのが難しくなります
しかしこの時期から魚たちは抱卵を始め、釣れた魚に筋子やイクラが入っている場合もあります
筋子やイクラがあった場合、鹿島槍ガーデンでは下処理をして渡して頂けます
自宅に戻ってからは、
- ザルに移し
- 水洗いをして血合、カスを取り除き
- 味付け
をすれば美味しく味わうことができます
秋の釣りにハマるパターンとして表層スプーンのただ巻きがあります
池を観察していると婚姻色の鮮やかなニジマスが小型のブラウントラウトを追いかける姿が多く見られます
ふらふらと自分のテリトリーに近付いてくる魚への攻撃はきびきび動くプラグに対してより、ヨタヨタ表層を引けるスプーン(アルミン、スリムスイマーなど)に歩があるように思います
秋晴れが広がる鹿島槍ガーデンはまさに絶景のシーズンです
色付いた山々を見ながらの釣行はとても癒やされますよ!!

またこの季節には村田基さんの取材も行われる事が多い様に感じます
楽しい秋のひとときをぜひ体験してみてください!
極寒の中でも楽しみ尽くす冬の鹿島槍ガーデン(11~3月)
冬季(11月〜3月)が訪れると鹿島槍ガーデンは長い冬の季節に突入します
特に11月からの寒さはすでに冬の域に入っていると言えるでしょう
真冬の気温は-10度を超えることも少なくありません
施設周辺は丹念に除雪されていますが道路の凍結や吹雪による視界の悪さには注意が必要です
ただし主要道路の除雪はしっかり行われているため、スタッドレスタイヤを装着していれば普通車でもアクセス可能です
この季節の釣行で注意が必要なのはズバリ【底冷え】です
十分な防寒対策をしていても足元から寒さが忍び込んできます
大きめの登山靴や長靴に厚手の靴下や足元カイロを活用して快適に過ごしましょう
sashimiはシマノさんのデッキブーツを愛用しております
指がカットされた手袋よりも全体を包む手袋、特にネオプレン製のものがおすすめです
また釣り竿のトップガイドが凍らないよう竿先を水に浸けないように気をつけましょう
凍ったガイドを指の熱で溶かし氷を都度取り除く方がトラブルを軽減できます
手間はかかりますが確実な方法です
また凍結防止スプレーの使用と併せる事でより快適に釣行出来ます
寒さが厳しさを増す冬シーズンにはドリーバーデン、ブラウントラウト、アメマスなどのイロモノたちが多く釣れるようになります
もちろんレインボートラウトも釣れますよ

冬の鹿島槍ガーデンでは底を這うタイプのルアーが有効になります
ほぼ動かさずにちょんちょんして釣って行くパターンが多いですね
2022年1月には水車の凍結により一部エリアしか釣りができない日もありましたので冬場の凍結状況の確認は欠かせません


冬場は厳しい寒さから来客数も少なくのんびり釣行出来る日が多いです
綺麗な水にトラウトが映えるsashimiが大好きなシーズンです
最後に
この記事を通じて鹿島槍ガーデンの四季折々の魅力をお伝えすることができたなら大変嬉しく思います
一年を通じて移り変わる風景や釣果、そして季節ごとに変わる楽しみ方
それぞれの時期にしか味わえない特別な瞬間が鹿島槍ガーデンにはあります
この記事が初めて鹿島槍ガーデンを訪れる方にとっての素敵なガイドや、既に通われている方にとっての新たな発見のきっかけとなれば幸いです
これからも皆様の釣りライフがより一層楽しくなるような発信を目指して行きたいと思います
それでは次の記事でお会いしましょう!
2024/12/6 リライト
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