1月も中旬に差し掛かると越前海岸では、ヤリイカなどのツツイカ類の接岸があります(シーズンの開始になります)
※ケンサキイカなども良く釣れますが、当ブログではヤリイカをメインにしていますので、ツツイカ類を以下ヤリイカとします
ヤリイカはターゲットとしてはまだ発展途上で確立されていない部分もありますが、狙って取れるターゲットなのは間違いありません!
今回は越前海岸でのヤリイカエギングについて解説したいと思います
この記事を読むと、ヤリイカをターゲットとしたライトエギングについて学ぶことができます
ヤリイカ狙いのタックルと釣り方
ヤリイカエギングのタックルは専門の道具ではなく、他の釣り道具を代用するのが現在は一般的です
- メバリングロッドやアジングロッドを利用する場合
1.5号から2.5号位までの小型のエギを使用しての釣りになります
小型のエギは昔からあるアオリーQなどが鉄板で、良く釣れてくれますよ!!
小型のエギは沈下スピードが遅いので、ゆっくりアピールすることができます
またレンジキープがやりやすく、繊細なロッドが多いライトゲームロッドは当たりも取りやすいのが良いですね
注意点としては繊細なロッドを使用してのエギングなので、激しいシャクリはロッドの破損につながってしまう恐れがあります
そのため、アオリイカを狙うときのようなエギを跳ね上げる動作は必要ありません
エギを若干上下させながら、「レンジをキープして引いてくる」と言うことを意識されるのが良いかと思います
アタリはレンジキープ中に出る事が多いです
アタリが来たらグーッと乗せるイメージで合わせを入れて、竿を立ててラインテンションを張りながら巻いて来ます
アオリイカ同様、イカが水面に出てきて水を吐き出した時は最高の瞬間ですねww
抜き上げの際は竿を寝かせてバットの力を利用して、ズリ上げるイメージで抜いてください
※ここも竿の破損が高い所です
- エギングロッドを代用する場合
エギを跳ねさせることを念頭に置いて作られていますので、上記の狙い方の他に上下の動きでも誘うことが可能です
その場合はフォール(エギが落ちている)中にアタリが出る事が多くなります※アタリがあってからは上記と同じになります
ロッドにもよりますが、使用できるエギは2号から3.5号までと幅広く使用可能です
エギングタックルを使用する事で広範囲に探れる事、アクションの幅が増える事がアドバンテージになります
また冬の越前海岸は海が落ち着いていても風が強い事が多いので、僕はエギングタックルでの釣行が多いですね
感度の良い(ラーテル77)ブラックライオンはヤリイカエギングに最適です!!
足場の高い所では9fのロッドを使用しております
写真はエギングプログラム(ノリーズ)になります
また状態の良い中古を見つけてしまい、購入してしまいましたww
こちらもエギングプログラムですが、ダートさせる事に特化したモデルになります
エギングロッドだと大きなエギ(3,5号など)でもアピール出来ます!!
懸念点としては小さなアタリが多いヤリイカのアタックを感じることが難しいことや、小型のエギの操作はライトゲーム用のロッドに比べて劣ってしまうことが挙げられますね
そんな中でも僕の使用しているブラックライオンのラーテル77など、近年では繊細で小型のエギも扱いやすいエギングロッドも多く登場して来ております
「アオリイカと同じタックルでヤリイカもやりたい!!」という方はタックル選びの際にそんなハイテクロッドを考慮されても良いかと思います
ブラックライオン ラーテル77の忖度無しのインプレ記事はこちらより
ただ一通りタックルが揃っている方は無理に新しく購入する必要は無いかと思いますww
越前海岸の冬はどうしても風の影響を強く受けてしまいます
ライトタックルの場合、入る事の出来るポイントがかなり限定されてしまいます
その為、ライトタックルの場合はハイシーズンにはポイント選択に苦労することもしばしばあるかと思います
上記により僕はエギングタックルに2,5号のエギでの釣行が多いです
- ラインについて
ライトゲーム用のロッドを代用の場合は、ナイロンやフロロでも良いかと思います
個人的には4lbくらいあれば安心かと思います
エギングロッドの場合はエギを上下に動かし狙う事も多いかと思うので、やはりPEラインが鉄板です
PEラインについては高価なものは不要かと思います
エギングにお勧めのラインについては、別に詳しく記事を書いております、こちらよりご確認頂けます
アオリイカエギングとの違いとオススメのエギ
ヤリイカは群でいる事が多く、アオリイカよりも動き回りますので、一匹釣れると連チャンすることが多くあります
連チャンするような状況の場合、エギへの追尾もかなり多くありますので、手前でも最後にフォールを入れ、しっかり誘う事などを心がけると釣果は伸びます
また、アオリイカほどエギを上下させなくても釣れるので、餌を巻くタイプのエギでは、ぼてっとしたボディーなどレンジキープがやり易いものが現在主流になっています
餌無しエギの場合は上下の動きに加えて、ダートの動きを織り交ぜる事で、釣果が伸びる事が多くあります
やはり並んでやっていてると、餌を付けたエギの方の釣果が良い事が多いですね
SNSの釣果を見ていると、良く釣れているのがキーストンのエギでは無いでしょうか!?
キーストンのエギは奇抜なカラーが多いのが特徴です!!
餌は針金で巻き付けるタイプですので、しっかり固定出来るのが人気の秘訣ですね
針金は変幻自在ですので、釣行後はエギにぐるぐる巻きにしておられる方が多いです
個人的にヤリイカで使うのであれば、ホワイトグローかな?と思います
SNSではチャートや水色×ピンクなどでの釣果投稿も多く見られます
カラーよりもエギとしてのバランスの良さが釣果の秘密のようですね!!
2024年はこのキーストンの餌巻きエギをメインに釣行をしました
餌巻きエギの使い方、餌の作り方や巻き方、釣果はこちらよりご覧頂けます
エギングでは老舗のヤマシタからも餌巻きエギが出ております
これまでのエギ作りで培ったノウハクやテクノロジーが使われており、こちらも釣果の多いエギですね
カラーもヤマシタらしいカラーが多くラインナップされております
個人的にはやはりグローが良いような…
ヤリイカだけで無くコウイカやアオリイカにも有効との事です
餌はバンドで固定します
3,2号という絶妙なサイズ感も良さそうですね
釣具店で見かけて思わず笑ってしまったのが、デュエルから出ている「スシ」です
こちらはあまりSNSでの釣果はお見かけしませんね
上記2つとはカラーの面でアプローチの方法が違うようなので、アオリイカエギング用に個人的に気になっております
ボディーカラーは僕の経験からケイムラ(紫外線発光)やグロー(夜光)など発光するものが良いように思います
釣具屋さんではヤリイカ特化用のエギとして、ヤマシタのエギ王liveのルナホワイトが良いと紹介されている事が多いですね
下地のグロー素材を際立たせる為に表面の布が結構薄く付けられていますので、他のエギよりも痛みやく、ゆとりのある用意が必要です
暗くなってからは心強いエギになります!!
僕は最近はマズメにちょこちょこっとする事が多いので、持って行く回数は減りました
「カップ麺を啜りながら一晩ガッツリ」という方にはオススメです
自身の推測ですがヤリイカ用のエギは1杯を絞り出すシチュエーションでは無く「爆釣している状況で如何に数を伸ばすか?」に焦点をあてて作られていると思います
やはり爆釣している際は、光って目立つルナホワイトは頼りになりますね
暗くなってからじっくり出来る日は心強いですね!!
越前海岸でのオススメはやはり2,5号になります
暗くなってから1本を確実に取りたい時に使用します
また2,5号はイカのサイズが小型の場合にもピッタリのサイズ感です
「群れの規模が小さい時、イカに見つけて貰いやすくする」「風などで2,5号などではやりにくい」場合は3号があると助かりますね
上記餌を巻くタイプと巻かないタイプを紹介しましたが、僕は短時間釣行が多いので餌無しでやっている事が多いです
釣行時間はマズメを絡めて2時間程の釣行で1〜3匹くらいの釣果が多いです
特に反応が良いエギはエギ王LIVE2.5号(パワフルブルー)ですね!! ※もちろん下地があるノーマルエギやグローエギでの釣果もありますよ
パワフルブルーはネオンブライトというテクノロジーを搭載し、紫外線でブルーに光るカラーになります
その他のネオンブライトシリーズで赤系の発光、緑系の発光も試してみましたが、このブルーカラーの釣果が一番安定しています
反対にアオリイカの場合は赤系、緑系の発光が良い場合が多いです、面白いですねww
ケンサキイカです!!風が強く3号を持っておらずウエイトを追加して釣りました
2023年はエギ王live 2.5号 パワフルグローに助けらたシーズンでしたww
マズメに入った場合の僕の一番の実績エギになります
上記ではオモリを追加しておりましたが、風やうねりの際はやはり3号があると助かります
実績カラーのパワフルグローにも3号があります
使用頻度は低いですが3,5号までは余裕でアタックして来ます、遠投が必要なポイントや潮の早いポイントで用意があると心強いですね!!
もちろん他のエギでの釣果もありますよ!!
こちらはエギ王K 2.5号 ムラムラチェリーでの釣果ですね
エギ王Kはどのサイズも沈下姿勢が良く、沈んでいる際のバランスも崩れにくいので一本あると便利ですね
ウネっている状況や、深場の攻略には心強いエギになります
個人的に地合いが終わった後の追加の1杯を釣りたい場面で良く使用しております
「最後Kのフォールで締めて終了」は僕の鉄板パターンですww
ダートの動きが弱いので、エギ王Kだけで揃えるのはライトエギングではオススメしません
赤テープもアオリイカ同様に強いカラーの1つです
こちらはエギ王 live 2.5号 オレンジレッドでの釣果です
ヤマシタの赤テープは、プレミアが付いている軍艦グリーンやカクテルオレンジをはじめ、皆様が信頼しているカラーが多いですね
こちらのliveは普通に購入可能です
こちらもK同様にマズメの状況を外して投げる事が多いです
赤テープは「越前海岸の夜に効く」というのが自論なので、夜中の釣行時に良く投げております
下地がレインボーのものも釣れます!!
ザ・スタンダードなエギですねww
こちらはエギ王 live 2,5号 ピンクマーブルです
マーブル下地のエギはマズメ前後の明るい時間に効く事が多い印象です
アオリイカでも同じような状況が多くあります
水色など関係なくコンスタントにイカを呼んで来てくれます!!
ポイントの見つけ方
越前海岸のヤリイカシーズンが始まり、海岸を走っていると、イカ漁船はかなり沿岸近くに留まり漁をしています
そんな漁船を見つけたら、近くの漁港や堤防、磯場にエントリーしてみるのが良いかと思います
初めて見る方は想像以上の近さに驚くと思いますよ
遠投したら届きそうですよねww
この辺りは大型漁港が多いですので、外海に釣り座を構えなくても漁港内で十分釣れますよ
(時化ていなければ呼鳥門前後でそのような光景を目に出来るかと思います)
ヤリイカは夕マズメや朝マズメが狙い目ですので、上記の場所にそんな時間を絡めて入る事が出来ればキャッチ出来る確率はグンと上がりますよ
僕のヤリイカの実釣結果を別の記事にまとめて随時更新しております、よりタイムリーな情報をお探しの方は是非ご覧下さい!!
!注意!
越前海岸は大きなテトラの入っているポイントが多くあります
大きなテトラは波が被っていたり、雨が降っていると滑り易いです
もし落下してしまうと、上がれない可能性がありますので十分ご注意ください
最後に
ヤリイカは真冬に狙えて、食べても美味しい貴重なターゲットです!
防寒を整えれば、既に持っている道具でも気軽に始められるヤリイカエギング、皆様も如何でしょうか?
アジなどの魚と同じようにある程度再現性を持って釣れますので、皆様も秘密のポイントを探して見て下さい!!
ではまた!
2024年3月20日リライト
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