僕はこれまで型落ちの中級者向けモデルや、コストパフォーマンスの良いエギングロッドを主に使用してきました
しかし、SNSなどで最新のエギングロッドについての情報がどんどん入ってきます
そこで「最新のエギングロッドを一度使って見よう」と思い、情報収集を開始しました
調べていて先ず思った事が「最新のエギングロッドってそんなに短いの??」という事です
少し前のモデルは8.6ftが主流でしたが、近年では7ft後半〜8ft前半というようなものが多くラインナップされてるようです
そんな中で、1番興味をそそられたブラックライオン(ラーテル77)を使用する事にしました
そのインプレを、忖度無しでしていきたいと思います!!
ブラックライオン公式サイトはこちらより
この記事は実際に使用してみて、気になった所を、記事下にどんどん追加して行く形になっております
sashimiが購入し、インプレをしているロッドは、「ラーテル77」になります
購入後、しばらくしてMHモデルも追加になりました
ノーマルタイプよりパワーを向上させているとの事です
3.5号のエギをメインに使用される方は、MHが候補になりそうですね
更に2023年9月に、87も発売されました
こちらはエギングのザ・スタンダード、8.6ftに近いので「初めての一本に」という事であれば、こちらが良さそうですね
ラーテル77のデメリット
忖度無しにいきなりデメリットから書いてみますww
sashimiが使ってみて感じた事は、短い分、やはり飛距離は落ちてしまうという事です
投げ方に慣れて、ようやく飛ばしたい所まで何とか飛ばせる感じです
また、ティップ側は小型のガイドセッティングになっており、リーダーをガイドの中に巻き込んでキャストすることに抵抗を感じます
そのため、長くリーダーを取れなくなりました
sashimiは今まで状況に応じてヤジリ〜2広くらいのリーダーで釣りをしていましたので、これはかなりのストレスになりました
現在はヤジリの3分の2くらいの長さのリーダーにしております
また、ブランクの細さがこれまでのロッドと比べ物にならないくらい細いので、慎重に扱う必要があります
sashimiの感覚では、アジングロッドに近い感覚ですね
ラーテル77のメリット
先ずデメリットから書かせて頂きましたが、ラーテル77 には上記のデメリットを覆すだけの十分なメリットがあります
それは、メーカーも公言しているズバ抜けた感度になります
短いレングスや、ガイドとブランクのバツグンなセッティングにより、これまで取れなかった小さなアタリを感じることができます
具体的にはこれまでに感じることの出来なかった、ラインの緩みがある状態での微妙なアタリを明確に感じることができます
この辺りのメリットは、良くいうはれていますよね?
エギングは、イカにエギの存在を知らせる為の豪快なシャクリと、追尾してきたイカをしっかりエギに抱かせる為の誘いのシャクリ、を使い分けることで釣果が伸びます
サイトでイカを狙う際も、せっかく抱こうとしてエギに近寄って来ているイカに対して、高速でシャクリを入れてしまうと、離れていってしまいますよね?理屈はそれと同じになります
イカのアタリをこれまでよりも更に感じる事で、次のシャクリをイカを寄せるシャクリにするのか?抱かせる為のシャクリにするのか?がより明確に選択出来るようになりました
結果、これまで取れなかったイカを取ることが可能になっているかと思います
ラーテル77のまとめ
エギングに必要な要素全てにおいて性能が上がっているというより、釣り方に拘りを求める方向けのロッドだと思いました
個人的にはブランクの感じは大好きでした
sashimiはラーテル77を、2022年から使用しておりますが「次世代」というキャッチフレーズ通り、エギングの世界観が変わるようなロッドだと思っております
ただ今後は、
- ロッドとしての耐久力
- どのくらいのやりとり(抜き上げをギャフ無しでできるか?)が出来るのか?
を見ていきたいと思います
そして、再度中古で面白そうなモデルを探すのか?最新スペックのモデルの使用を継続していくのか?を決めていきたいと思います
継続して使っていく場合は、同じブラックライオンさんのハンドルも気になりますね!
ロッドと揃えると、カッコ良さそうです!
※ダイワ用、シマノ用があるので、購入の際はしっかり確認しましょう
使い込んでみて1
抜き上げ強度は大体、胴長22cm、400g〜450gを足場1m以内で、ギリギリ抜き上げるのが限界のような気がします
23.5㎝、550gでは抜けませんでした
また抜き上げる際にもコツが要ります ※バットの力で持ち上げる様に抜くと良いかと思います
また、100杯を釣り上げたあたりから、リールに一番近いガイドにクラック(微かな)が入って来ました
その他のガイドやロッドのハリなどに変化はありませんので、テップの破損に気を付ければ、まだまだ使えそうです
強度の面も、最初の持った時の不安感とは裏腹に大丈夫かと思います
使い込んでみて2
ラーテル77のクラック不具合についての情報にアップデートがありましたので、下記に記載致します!!
1シーズン使い込んできたラーテル77ですが、バット側のクラックが酷くなって来たので、一旦戦線離脱になります
テップでチョンチョンやるようなロッドではないので、バットに乗せて投げる、シャクるを心掛けていました
その際、ショートロッドということで、標準スペックの8.6ftくらいのものより「エギの跳ね上げに力がいるなぁ」と感じていました
軽さがあるので、釣行時の総合的な負担は他のロッドより少ない様に感じます
ガイドも先端にかけてかなり絞り込まれているので「この部分のクラックは仕方がないかなぁ」という感じです
お世話になっているビルダーさんに、スレートの巻き直しを早速依頼したいと思います!!
ブラックライオンさんにメンションして頂きました
Instagram投稿の2記事を、ブラックライオンさんにメンションして頂きました!!
ライトエギングに最適
アオリイカのシーズンが終わり、北陸の冬の風物詩、ツツイカ類を狙うライトエギングに使用しておりますがとても快適です
メバルやアジ用のロッドとこれまでのエギングロッドの中間くらいの感覚なので、ストレス無く釣行出来ます
越前海岸のヤリイカについては専用の記事をご用意しております 記事はこちらよりご確認頂けます
使い込んでみて3
sashimiのラーテル77も2年目に突入しました
改めて新子シーズンの9月より使用を開始してみて思った事があります
それは新子(〜15cm)の引ったくって行く様な、明確なアタリをほぼ乗せれないという事です
アタリとしては明確に感知出来るのですが、感度を重視するあまりそのアタックをものに出来ない事が多いように思います
弾く様にバレるという表現が、sashimiの中ではしっくり来ています
ただ、押さえ込む様なアタリへのアワセは比較的決まりやすい感じがします
今後、成長したアオリイカでまた感じた事があればレビュー致しますね!!
使いこんでみて4
2年目のラーテル77で15cm〜のシーズンに突入しました
感度の使い方にアップデートがありましたので、紹介したいと思います
最近、ゲソることがほぼ無いと感じています
ラーテル77はその感度から小型のアオリイカのアタリを弾いてしまうと前回紹介しました
しかし、警戒心の強くなった15cm〜のアオリイカに関しては、その性能を十分に発揮出来ています
最近分ったことは、明確なアタリを感じても「すぐにアワセてはダメだ」ということです
アオリイカはエギとの距離を詰めたり、離れたりを繰り返します
ラーテル77で感じることのできるアタリは、他のロッドでは感じる事が出来ないと思われます
その為、イカとの間合いをコントロールし、しっかりエギに重みがかかった際(しっかり抱いた時) にフッキングを入れる必要があります
ラーテル77を使用して細かなアタリや違和感を感じたら、遠くのイカを誘うような豪快なシャクリは不要です
エギの近くにいるイカを誘う、ゆったりとした優しいシャクリを入れてみましょう
sashimiはこの事に気づいてから、取れるイカの数が激増しております
エギが見えない位置でのサイトフィッシングのような釣り方を、ラーテル77では展開していく事が可能です
ブラックライオンさんに紹介して頂きました
2023年もストーリーズにて釣果写真を紹介して頂きました!!
ラーテル77にオススメのエギ
ラーテル77の特化した性能の下でのエギの選択や使い方には、これまでのロッドとは違う視点での考え方が求められます
どのメーカーのエギも使用可能ですが、sashimが感じた事を下記に記載していきます
エギ王K
近年のエギングにおいて皆様がよく使われているエギ王Kは、シャクリやすいというよりは、フォール時の安定感が最大の武器ではないでしょうか?
ラーテル77でエギ王Kを使用する際のシャクリは、バットからゆったり行わないと、水中でぼぼ動いていないように思います
ちょんちょんとティップでアクションを入れても、抵抗の大きいエギ王Kには動きは伝わりません
しかし、エギ王Kの安定フォール+ラーテル77の感度で、フォールの際のアタック感知にはかなりアドバンテージがあると思います
シャクリ方にこそコツは必要ですが、エギ王Kはラーテル77で使いたいエギの1つかと思います
ダートマックス
ダートの動きに強いエギについてはラーテル77のショートレングス、ブラングの感じよりかなり扱いやすいと感じております
キビキビダートさせる事も、ゆったりダートさせる事も、変幻自在に出来ますよ!!
特にsashimiはダートの動きで誘いたい場合は、ダートマックスを使用しています
このエギもラーテル77と相性が良さそうですね
DUELさんのエギ
sashimiは使用しておりませんが、ブラックライオンさんのInstagramやホームページを拝見すると、デュエルさんのエギを良く使用されています
メーカーの方が使っているという事で実は最適解なのかもしれませんねww
使い込んでみて5
約2シーズン使用して来たラーテル77ですが、2024年3月に次の持ち主の下へと旅立って行きました
これにて、ラーテル77のインプレを終了したいと思います
ご覧頂いた皆様、ありがとうございました
ブラックライオンのエギンググッツ
ブラックライオンさんはロッドやリールハンドルの他にも、カッコ良いエギンググッツも販売しています
公式ホームページだけでなくネットからもお得に購入が可能です
ワレット
4号が8本、3.5号が10本、3号が12本収納可能です
外のアウトポケットには、リーダーなどの小物も収納可能です
エギングの小物は、ハサミ、リーダー、ライター、スナップ、締め棒があれば十分かと思いますので、これだけで十分ですね
カラビナ付きなので、ベルトループに引っ掛けられるのも良いですね!!
ケース(ソフト)
収納可能なエギは、上記ワレットと同じとなっています
こちらは、ファスナーが錆にくくなっているとの事
海での使用なので、ありがたいですね!!
最後に
最新のエギングロッドラーテル77を使うことで、これまでに気付けなかった事にいくつも気づく事が出来ました
その気付き、をラーテル77をお考えの皆様にお届け出来たのであれば嬉しく思います
また、今回の記事が皆様のタックル選びの参考、釣果アップのヒントになれば幸いです
これまでに越前海岸のエギングにまつわる記事を多く書いて来ました
その記事の要点をまとめたものを制作しましたので、宜しければご覧下さい!!
記事はこちらよりご覧頂けます
当ブログが、皆様の快適な釣行の一助となれば幸いです
2024/11/19 リライト
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