越前海岸での秋の楽しみとして、アオリイカエギングがあります
釣って楽しく、食べても美味しい、そして比較的に釣れ易いという事でアオリイカエギングは近年大流行中です
釣れ筋エギはインターネットなどで、プレミアム価格で取引されております
実績のある人気のポイントには人が殺到し、中々竿を出せない事も…
本記事では、そんな現状の中でもアオリイカをしっかり釣る為のノウハウについてご紹介致します
- アオリイカが釣れない…
- 北陸のアオリイカエギングについて学びたい
- エギングをステップアップさせたい
そんな方は是非ご覧下さい!!
この記事を読む事で、越前海岸のアオリイカエギングについて理解を深めて頂けます
初心者の方、これから始められる方の0→1のお手伝いも出来る内容になっております
是非最後までご覧頂き、越前海岸でのアオリイカエギングの参考にして下さい!!
越前海岸でのアオリイカエギングのタックル
先ずは、タックルについてご紹介していきたいと思います
エギングロッド
越前海岸でのエギングでは、漁港の他に磯場でも竿を出す事が多くなります
ポイントにもよりますが、長いロッドだと振りかぶれない場所も多い為、9ftを超えるロッドはオススメ出来ません
また、飛距離がアドバンテージと考えますので、7ft台というロッドについても越前海岸では万能とは言えません
1本で用意する場合のオススメのロッドの長さとしては、エギングでのスタンダード8ft6in(2.59m)が良いかと思います
初めての1本という事であれば、価格も手頃なメジャークラフトさんのエギゾースト辺りで選ばれるのは如何でしょうか?
エギゾーストは、sashimiが一番初めに使った思い入れのあるロッドです
何年もモデルチェンジをしてリニューアルされている超ロングセラーですね
sashimiのロッド
sashimiは現在、8ft台のロッドを2本所持しております
以前はブラックライオンさんのショートロッド、ラーテル77を使用しておりました
sashimiの以前のロッド、ラーテル77(ブラックライオン)についての記事はこちらよりご覧頂けます
ショートロッドのデメリットやクセについても忖度無く紹介しております
ラーテル77は冬〜春にかけてのヤリイカエギングなどにも使い勝手が良いオススメのロッドです!!
もう一本は中古で購入したエギングプログラム、ダートトライアルになります
エギングリール
リールに関しては2500番〜3000番くらいのものが良いかと思います
3000番だとリバーシーバスやサクラマス、ライトジギングなど、ボーダレスに幅広く使えるのが良いですね
オススメのリールについても記事を書いております、記事はこちらよりご覧頂けます
sashimiのオススメはコスパ最強リールのツインパワーになります!!
※ツインパワーC3000XGでエギングをする場合、下巻きが必要になります
エギングで使用の際、ハンドルは交換した方が良いかと思います
握り心地がアップして快適に操作が出来るようになります
ハンドルは夢屋から出ているものがオススメです
ウッドのカッコ良いものもありますが、リーズナブルだったので、sashimiはこちらを選んでおります
現在2年間使いましたが、EVAにテカリは出ていますが、まだまだ使用出来そうです
エギングライン
ラインについては、メインがPEライン(0.8号)、リーダーがフロロカーボン(2.5号)にてシステムを組んでおります
オススメのラインについても専用の記事を設けております、記事はこちらよりご覧いただけます
越前海岸でエギングをする場合、岩盤などで糸が痛む場所が多々ありますので、sashimiは価格の安いPEラインを頻繁に交換しています(1週間〜2週間に1回程度)
〇〇専用と付くと釣具は高額になりますので、汎用性のあるものを使用していますが、特に問題は感じておりません
最近はインターネットで安く購入可能なシマノさんのピットブルをよく使用します
4本編みだとインターネットでは、¥1,000円以下で購入可能です
※送料の条件には注意が必要です
ここで、以前までsashimiのやっていたリーダーの節約方法についてご紹介致します
「船ハリス」を自身の使用するリーダーの長さにカットして、100圴のジップロック(小)に小分けにすればリーダー代を安く抑える事が出来ます
1パッケージ100mなので、存分に交換出来ますねww
その為、sashimiが使用していた時は主に2号を使用しておりました
現在は、ユニチカさんのエギングリーダー(2.5号)をよく使用しております
sashimiのエギングバック紹介
sashimiは現在シマノさんのヒップバッグMとメイホウさんのケースを使用しております
セフィアなどの専用シリーズは高額なのでこちらを選びました
大容量で使い勝手も良い感じです!!
たっぷり入ります!!
エギはこんな感じで収納しております
3.5号が推奨されている145サイズでは、エギ王Kを収納した際に窮屈なので160サイズを使用しております
両面で10個のエギが収納可能です
ポイントの見つけ方
この項目では、越前海岸でアオリイカが釣れるポイントの探し方をご紹介します
アオリイカのストックが多い3つの条件について下記に記述していきます
全ての条件が整っていれば、ほぼ間違いなくアオリイカが釣れるポイントかと思います
ホンダワラなどの海藻がある深場
ホンダワラや海藻があるポイントは、春のアオリイカの産卵ポイントだったり、沖から入って来るアオリイカが留まりやすくなります
越前海岸では水深が5m以上のポイントを探すと良いでしょう
簡単に深い水深をリサーチする方法として、Googleマップの衛生写真で色の濃くなっている所を探す方法があります
とても水深の深いポイントでは、sashimiはエギにウエイトを追加して狙います
使いやすいダイワさんのシンカーがオススメですね
潮通しが良い先端
魚のように回遊している個体はスレ(エギを見切っていない)ていない事が多く、まとまって釣れやすくなります
その為、潮がよく動く漁港や磯場の先端に釣り座を構えると、釣果アップが狙えます
欲をいえばワンドの先端になっているポイントは、アオリイカがワンドの穏やかな環境を求めて入ってくる瞬間を狙い撃ちに出来るのでオススメです
アクセスに装備が必要な磯場
アクセスの良いポイントは人も多く、快適に釣りが出来ない場合が多いです、反対に装備が必要なポイントは競争率も低くなります
もちろん救命胴衣やライフジャケットなど、そのポイントに適した装備を心掛けましょう
救命具はシマノさんのものが一番コンパクトで、邪魔になりにくいかと思います
ヤリイカの記事でも書いているのですが、デカテトラは一度落ちてしまうと、上がって来る事が困難なので、sashimiは行かないようにしております
安全第一での釣行をお願い致します!
美味しいサイズと食べ方、締め方について
アオリイカは胴長15cm以内くらいが、お刺身で食べると一番美味しく感じます
醤油or焼き肉のタレ+ニンニク(チューブのもの少し)+卵黄を混ぜてユッケ風にして頂くのがsashimiは大好きです
大型のアオリイカは身が分厚いのでバター醤油、干し、焼きなどが良いかと思います
沢山釣れた場合は保存も効くので、後日お好み焼きに入れたりしております
アオリイカは締める事で美味しく頂けます
先ず目と目の間にハサミなどを刺して、その後、胴の部分と顔部分の繋がっている部分を刺します
刺す場所は漏斗のある側とは反対の方です
色が変われば、締まった状態になります
締め棒は高価なものではありませんので、準備されても良いかと思います!!
sashimiは、ヤマシタさんのものをシーズン毎に新しいものにしております
※説明書にも締め方が書かれています
越前海岸のエギングシーズン:月毎の狙い方のポイント
8月
お盆も終わり、8月の中旬〜下旬になると、越前海岸では港内や磯場でアオリイカを目にする事が出来ます
まだまだ小型のものが多いので、竿を出すのを我慢する時期ですね
釣れても胴長10cm-13cmくらいのサイズが多いです
9月まで待って、大きくなってから釣りましょう
9月初旬〜9月中旬(サイトフィッシングを極めて釣果アップ)
釣行を開始される方が一番多いのが、9月ではないでしょうか?
いよいよシーズン開始になります!!
サイズは胴長15cmくらいの数釣りが楽しめます
シーズン前半は小型が多いので、初心者の方は2.5号のエギを選ばれると釣りやすいです
この時期は見えイカが多い時期ですので、サイトフィッシングでのテクニックを下記にてご紹介致します
サイトの釣りをマスターする
シーズン前半では手前に小型の群が集まっていたり、エギを引いてくることで数匹のアオリイカがついてくることが多くあります
よく動画や雑誌などでサイト(アオリイカを見ながら釣る)で釣る為のテクニックについて紹介されております
テスターの方やインストラクターの方のサイトでの釣り方は、下記のような場合が多いように思います
- 見えイカが警戒しないくらいに、エギを離して投入
- ちょんちょんとアクションを入れる
- ラインを巻き取り、ロッドを固定してアオリイカがエギを抱くのを待つ
ここでsashimiが意外に思うのが、ラインのテンションを張ってステイさせている方が多くいらっしゃるという事です
これまでのsashimiの経験ではラインを張ってしまうとアオリイカは警戒し、エギを追わずに何処かへ行ってしまう事が多いように思います
離島など人があまり入らない場所は別ですが、人気のポイントでは、ほぼこの傾向にあると思います
更にいえば、一番アオリイカのアタックがあるのはフリーフォールです
フリーフォール(糸を張らずに)で落とした場合、エギが本来の沈下姿勢を保つことが出来き、アオリイカがエギを1番抱きやすい状態になります
糸をだるんとさせてエギを落とすフリーフォール↓
遠投した場合も同じだとsashimiは考えております
しかし、フリーフォールでエギを落とした場合、アオリイカがエギを抱くのを見てからアワせても、緩んでいる糸が張る瞬間にバレてしまう事が多くなります
その為にドラグを緩めますが、やはりアワセの瞬間でバレる事が多くなります
遠投している場合では、ゲソだけが付いてくる「身切れ」が多くなります
その点では、テンションを張っていた場合、アオリイカに警戒心を持たれやすくなりますが、アタックのあった場合にスムーズにファイトに持ち込む事が出来ます
エギングはシャクリも大切ですが、ラインテンションのバランスを常に考える事がとても大切になってきます
アオリイカをスレさせずに数を伸ばしている人は、状況に応じて上記2つのバランス(フリーフォールとテンションフォール)取りがとても上手です
フリーフォールでアオリイカを誘い、イカとエギの距離をコントロールし、ちょうどアオリイカがエギを抱くところでラインを張れる状態に持っていきます
まず、見えているアオリイカから少し距離を置いてエギを着水させ、目立つアクション+フリーフォールでアオリイカを誘います
そこからアオリイカがエギを抱きやすい糸を緩めた状態で、エギをナチュラルに沈め、エギを見せる時間をなるべく多く取ります
アオリイカが近づいて来て、エギを抱くと思われる瞬間では、リールで糸フケを回収し、いつでもラインを張ってアワせることができる状況をつくります
※エギを抱く瞬間の対応がサイトフィッシングの1番難しい所で、肝の部分になります
また、アオリイカは魚とは違い、一投目のチェースで釣れなかったとしても、次のキャストでエギを追いかけてくることが多いです
不自然な動き(テンションホール)になってしまったり、エギが手前まで来すぎてしまった場合、一度早めにエギを回収するのも、アオリイカに警戒心を与えないためのテクニックの1つとなります
サイトで釣る場合、気をつけた方がよい事はズバリ棚を意識するということです
奥から手前への「前後の動き」に気をとられてしまうと、水中での「上下の棚の動き」が曖昧になってしまい、アクションを入れた時(シャクった時)にエギが水面から飛び出してしまいます
サイトでしっかり釣るには、ダートアクション(サイドにスライドさせる動き)よりもむしろ、上下の動きで釣っていった方が数を伸ばす事が出来るでしょう
また、サイトで釣れるシーズン前半には磯場や漁港に刺されると痒くなる虫が発生します
夕マズメを絡めて釣行される方は対策をしっかりしましょう!!
sashimiのオススメは渓流の記事でもご紹介している柑橘系の虫除けになります
いくらあっても水分が足りない事もしばしばです
都度自動販売機に走るより、水筒があると良いかと思います
サーモスの水筒は主に登山に使っていますが、海でもとても快適に使用出来ます
保冷力は最強かと思いますので、宜しければお試し下さい
9月下旬〜10月初旬(海の状況の変化と、狙い方の変化)
9月の下旬からは、越前海岸でのエギングシーズンは中盤に差し掛かります
エギングシーズン中盤からは、ポイント選択や海の状況の把握が大切になって来ます
また、シャクリ方に一工夫する事で釣果を伸ばして行く事が可能です
そんな中盤に役立つテクニックや豆知識を紹介致しますね!!
ポイント選択
居着きのイカはこの時期になるとかなりの数のエギを見ていて、スレている(エギにあまり反応しなくなる)状態になります
近年では船から狙うティップランも流行し、沖でもかなりの数が釣り上げられておりますので、ポイント選びはとても重要になります
山からの吹き下ろしの風やその日の状況を考慮して、あまり人が入らないポイントにエントリーすると良いと思います
具体的には、手前がシャロー帯で奥が深くなっている所をポイントの目安にすると良いと思います
オカッパリ(陸から釣る人)は、手前が浅く見えるとスルーしがちですし、投げられる範囲内で深くなっているのであれば、船のティップランではあまり流さないポイントになる可能性が高いです
当然ですが、そんな良いポイントを見つける事ができると良い反応が得られることが多いです、そんなポイントを「竿抜けポイント」と呼んだりもします
越前海岸は複雑な地形の為、ロストも増えるので、沖の深場をゆっくり狙った後の手前のシャロー帯はエギを回収してしまいます(sashimi流)
シャロー帯を狙う際はシャロータイプのエギで釣り分けて狙うようにすると、ロストは減ります
近年では、シャローよりも更に沈下速度の遅い【スーパーシャロー】というものも出ています
sashimiも根掛かりが多発するポイントや、根掛かりしやすい潮の場合はよく使用しております
また、越前海岸は飛ばせば何処でも深いという訳ではなく、馬の背(底が盛り上がっている)部分や、エギを投げる事の出来る範囲全てがシャローという所も多くあります
※馬の背の回りは良いポイントになります、海藻の上を這わせるイメージで狙って見て下さい!!
波について
シーズン中旬からは毎年うねりが出てきますので、波の予報が低くても磯場や堤防に当たった波が想像以上に高くなって被ることがあります
ポイントに入る前に足場が濡れていないか?の確認と、海の状況を観察してから釣り場に入ることがトラブル回避の観点から大切です
シャクリ方について
シーズン中旬からは、好調な前半時のように、大きな群れである程度まとまっている、という事は少なくなってきます
大きくなった各個体がばらけているような状態になる事が多くなる為です
その為、シーズン前半のような大きくエギを動かすようなシャクリではなく、ボトム(底)を外さずを意識した、ゆったりとしたしゃくり方、の方が釣果が伸びやすくなります
「上に跳ね上げない」という意味で、細かなダートアクション(左右にエギを飛ばす)も有効になりますよ!
ダートをメインに攻めたい場合は、やはりダートマックスがsashimiのオススメです
名前の通りダートに強いエギになりますが、品薄になりがちです
sashimiはやらないのですが、ティップランではまだまだ連発が狙えたり、オカッパリ(陸から釣る人)でもレアケースにはなってきますが、大きな群れが回遊して来て爆釣する事ももちろんあります
10月中旬〜下旬(大型を狙う際のオススメ条件とカラー)
10月中旬からは越前海岸のエギングシーズンは後半戦になって来ます
釣れる数は減りますが、サイズは大型が狙えますよ!!
大型の定義は、sashimiがエギングを始めた当時とは少し変わって来ております
アオリイカは胴長が30cmを超えると1kgを超えてくるイメージです
もちろん北陸では1kg以上は大型ですね!!
しかし、
- エギングが人気になった事(人口の増加)
- 8月から小型のエギで乱獲する方の増加
などにより、近年では1キロクラスのアオリイカを釣る事がかなり難しくなっています
したがって、現在は胴長20cmを超える個体を「大型」と呼ぶ事が多いように思います
胴長20cmを超える個体にはギャフの使用が安心です
越前海岸では、ギャフの長さは3mくらいのもので準備されるのが良いかと思います
胴長20cmアップが連発する事もあります↓
では大型のアオリイカを狙う為に、sashimiの大切にしている条件とカラーについて解説させて頂きます
海が荒れている期間が続いていた
10月に入ると越前海岸では釣行可能な日が少なくなってきます
釣行の間隔が空くことでアオリイカのエギを見ていない時間が増えます
人が入っていない間、アオリイカは捕食活動をプレッシャーなく出来るので、数日空いて釣行可能な日になった際にまとまって釣れる場合が多いですね
荒れている日からギリギリ釣りが出来る波に落ち着いた日は狙い目です
釣りができるか?できないか?の基準になる波予報(0.9m位まで波が落ちたタイミング)では人が入っている可能性が低くなりますので、アオリイカの活性が高いことが多いです ※sashimi基準です
うまく波が落ち着いてきたタイミングでポイントに入ることができたのであれば、手前までしっかり狙うようにするのがポイントです
うねりで沖合に出られないアオリイカが手前に留められており、手前で大型がヒットする事も多くなります
可能であれば手前のアオリイカから釣っていくことで、奥にいるアオリイカへのプレッシャーを少なくできるので、釣果を伸ばすことができます
人により考え方は異なると思いますが、上記により、ヘッドライトを手前に照らし続けるような釣り方は、アオリイカにプレッシャーを与えてしまいますので当ブログではお勧めしません
※トラブルの原因にもなります
潮回りについて
sashimiは15年程エギングをしておりますが、大型(20㎝オーバー)の連チャンする潮周りは、満月から新月に向かう際の中潮が多いと実体験で感じております
潮の雰囲気について
sashimiは満潮、干潮を調べての釣行はしませんが、大型が連チャンする時は、すぐに着底するのだけれども全然根がかりしない状況の時がほとんどです
潮が引いている場合ではなく、そのような感触の時に良い釣果になる事が多いです
大型に効くカラー
シーズン後半の大型アオリイカには紫ベースのエギが強いです
※下地は紫や赤のものを使用して狙う事が多くなります
sashimiの新子シーズンで取ったキロアップは全て紫ベースのカラーによるものです
※写真は釣果の一部です(他の記事と重複しているものもあります)
シーズン後半の注意点
季節風や山からの吹き降ろしの風により、風の強い日が多くなって来ます
9月までは呼鳥門以南まで行けば避けることができていた風が避けられないことが増えてきます
そのためさらに若狭湾沿岸の嶺南地方へ向かっての釣行や、能登方面(内浦)への釣行が必要な場合もあります
安全第一です、予報と現地の状況が違う場合は撤退しましょう!!
11月に入ってもアオリイカは釣れますが、sashimiは他の釣りに移行する為、10月いっぱいでエギングを終了します
その他のエギングシーズンについて
実は越前海岸では上記以外のシーズンにも「イカ」が狙えます
更に冬が深まってくるとヤリイカのシーズンに突入します
ヤリイカは早春まで狙うことが出来き、食べても美味しいターゲットです
当ブログにはヤリイカに特化した人気の記事もあります ※ヤリイカの記事はこちらより
また、GW前後では大型のアオリイカ(親イカ)を狙う事が出来ます
sashimiは、サクラマスシーズンと被っている為やっていませんが、2kgなどのモンスターが出たりもする様です
※日本海側なので巨大化するレッドモンスターはいないと思います
嶺南エリアについて
福井県沿岸(南側)の嶺南エリアは、能登(内浦)と反対の風になることが多いエリアです
波も比較的穏やかな日が多いので、風が強い日はポイント選択の候補になります
越前がにミュージアム位まで来ると、風裏を探せばエントリー可能な場所も増えて来ますよ!!
Googleマップ+釣り場に特化した地図があるとポイント選びを効率的に進める事が出来ます
先ず地図を見てポイントを絞り、Googleマップで水深などを予測してエントリーするのがオススメの方法です
水深は海の色の変化で判断します(色が濃い青になる程深いと判断します)
Googleマップは波のある日に撮影されている場合もあります
拡大し、凝視してようやく少し分かるくらいです
釣行後は情報を地図に書き込む事でデーターを蓄積させていきましょう!!
- 越前海岸のオススメ温泉
越前海岸釣行の際は「波の華温泉」で疲れを落とすのがsashimiのルーティーンです
オススメのエギと、sashimiがよく越前海岸に持って行くエギ
エギングは「海の変化を見つけること」が1番釣果に繋がるとsashimiは考えております
その為、1つのエギに拘らず、様々なタイプのエギを釣り場に持っていき、一番その時の潮にマッチするものを探すようにしております
エギの種類が少ないと対応できる状況も限られたものになってしまいますので、sashimiは5種類位のエギは最低持っていくようにしております
例えば、人気のエギ王Kはホール時の安定感が特徴で、ある程度潮が動いていてもきれいに真下に沈んでくれます
しかし、潮が左右に流れている場合で、且つ潮同士がぶつかっているポイントにスライドさせながらエギを送り込みたい場合などは、エギ王liveの方がよい場面もあります
マズメに強いエギ王liveのネオンブライトは1つ持っておくと重宝します
越前海岸の夕マズメには赤と緑の紫外線発光がオススメです
またイカがスレてしまった場合や活性が低い場合など、アクションで激しくアピールする必要がある場合があります
フォールに強いエギ王Kよりもアイの部分が細く、水を切るようなオモリの形状のエギ番長のようなエギの方が、激しいアクションをつけ易い為、そんな場合は釣果が上がりやすくなります
越前海岸においては磯場で起伏の激しい地形が多いので、じっくり見せることのできるシャロータイプも準備しておくと、根掛かりを回避しつつ、潮止まりの際などに使用して釣果を伸ばすことができます
ヤマシタさんのエギのシャロータイプは目の色、羽の色を変えてあるので分かりやすいですね
更に沈下速度の遅いスーパーシャロータイプは「柄」が違います
下記はスーパーシャロータイプでの釣果になります
越前海岸でのエギングでは、上記のようなエギの使い分けが必要になってきます
その為、実際にはオススメのエギを1つに絞る事はできません
またsashimiは3.5号のエギをメインで使用しますので、小さなエギよりも一つ一つの特徴がものすごく出ます
各エギの特徴の違いが使っていてとても楽しいので、sashimiは3.5号をメインにしています
3.5号のエギは大きいと思われがちですが、10cmくらいのアオリイカもアタックしてきますし、存在感もあるので9月〜の越前海岸エギングではドンピシャかと思います
2022年の1シーズン分のエギです↓
2023年に用意した1シーズン分です↓
2024年に用意した1シーズン分です↓
sashimiはそこまで多くのエギを釣り場に持っていきませんが、エギの種類を変えることで、いろいろな状況に対応しております
また、2024年注目のエギや、お買い得なエギについても記事を書いております
アオリイカindex記事の内部リンクより、各記事にアクセス出来ます
アオリイカindex記事はこちらより
オススメのエギのカラーについて
皆様、それぞれ使いやすいカラーや良く釣れるカラーなどがお有りかと思います
近年のエギングでは、光量について物凄く言うはれるようになって来ましたよね?
研究が進み、「水の色、太陽の位置などで良いエギのカラーは変わる」と様々なメーカーが発信しております
その為、各人の釣行している時間において【良いカラー】に違いが出てくるのは当然だと思います
そんな中でレアエギ、レアカラーと呼ばれるようなプレミア価格の付いているものも出て来ました
ダートマックス、エギ猿などはとても人気ですぐに品薄になってしまいます
2024年、エギ王Kの軍艦グリーン、カクテルオレンジは供給が追い付いてきました
そんな中で、これまで【カラー】についてsashimiが培ってきたノウハウを下記にて紹介したいと思います
プレミア価格の付いているエギでなくても釣れますのでご安心下さい
昔から実績のあるカラーについて
オリーブか茶色系の色がメインで下地が赤のカラーについては昔からとても実績があります
特に夕まずめ〜夜に釣れる事が多いカラーですね
「軍艦グリーン」を連想しがちですが同様のカラーのエギは意外に多くあります
下地がレインボーのものは数釣りで重宝する事が多くあります
日中、深夜問わず安定的に釣れてくれますので、ベースカラーをピンクやオレンジにして迷ったら投げる1本にするのをsashimはオススメします
下地がゴールドのものは他のカラーが全くダメな時に釣れる事が多いです
同じく下地がシルバーのものもそのような事になる場合が多い印象です
下地がゴールドのエギのベースカラーはオレンジを選ぶ事が多いですね
朝マズメを終え、帰り際に連発する時はこのカラーを投げている事が多い印象です
また、夕マズメ前の時間にこのカラーで連発する事もあります
下地が金の中でも、特にアジカラーは昔からコアなファンの多いカラーですね
上記と同じような傾向にあるのが、下地がシルバーのエギになります
あまり人気が無いのか?現在、各社出しているようなカラーではありません
sashimiのカラーの使い分け
sashimiが今日までエギングをやってきた中で、〜18cm位の数釣りを楽しめる時期までは、下地がレインボーのものや赤のものが良く釣れております
時期でいうと9月下旬あたりまでですね
それ以降の季節の大型狙いについては、上記に記述の通りベースが紫、下地が赤や紫のエギでの釣果が軍を抜いています
またフラッシュブーストやネオンブライトなどの新機能を搭載したモデルでもかなりの実績が出ております
こちらも上記でご紹介の通り、ネオンブライトは発光色のカラーにより釣果に差が出るように感じています
繰り返しになってしまいますが、越前海岸においてネオンブライトの発光色は【緑】か【赤】が良い印象です
特に朝マズメ、夕マズメに効きます
サーフエギングについて
では最後にサーフエギングについてご紹介したいと思います
サーフエギングとは主に広い砂浜をフィールドに展開していくエギングになります
磯場や漁港の釣りとは勝手が少々違います
メリット、デメリットでまとめると下記のようになります
サーフエギングのメリット
- 砂地全てがポイントなので、先行者が居て入れないという事は無い
- 根掛かりが少ない(タコが掛かる事でのロストくらいしかない)
- 取り込みが容易(ずり上げて取り込む事が出来る)
サーフエギングのデメリット
- 磯場や漁港のようにイカが着いている場所を特定するのが難しい
- 手前の波に巻き込まれて、エギの羽が痛みやすい
では、ここからは釣り方について解説して行きます
サーフエギングでの釣り方
大きく分けると、
- どんどんポイントを移動してアオリイカを探しにいく方法
- 1ヶ所に留まり、回遊を待つ方法
があります
サーフエギングでは1日1日釣れる場所が変わる傾向が見られます
その為、sashimiは移動しながら釣って行く方法を実践しています
投げられる範囲でブレイク(水深が突然深くなっている所)が有れば、その前後が良いポイントになります
キャストは正面へのキャスト、斜め右、左へのキャストと、ブレイクに対して様々な角度でエギを通す事を意識するのが釣果を伸ばすポイントです
サーフへのエントリーは波が高い日は出来ませんが、ウエーダーがあると長靴の時よりも釣行可能な日が増えます
sashimiは様々な釣りにシマノさんのリーズナブルなウエーダーを使用しております
渓流からエギングまで使用して2年が限界ですねww
サーフに入る日は特に水中のエギの動きに集中し、下記のようなポイントが無いか探す事で、釣果を伸ばす事が出来ます
- 離岸流(沖に向かって出来る流れ)
- 流れが変化している所(エギが安定していないような感覚がある)
- 潮が重い所(シャクった感覚が違う)
このようなポイントでは、アオリイカがヒットしやすいので特に重点的に狙うようにしましょう
またサーフではダダ巻きでもヒットする事が多く、シャクらずに狙われている方も多くいらっしゃいます
sashimiはゆったりと底を意識し、着水点に少しでも長い時間エギを留められるようにシャクるよう心掛けております
サーフでの大型狙いのコツ
場所にもよりますが、サーフに関しては、遠投が大型に近づく一番の条件だと考えています
釣れた!!というポイントの更に奥に大型のいる場合が多いです
経験上、遠投する事で明らかにアベレージサイズが周りとは違う事が多くありました
ロッドは9ftくらいのものが良いかと思います
sashimiもサーフエギング用に1本購入しました
飛距離を稼ぐ為にウエイトのあるディープタイプのエギを選択するのもよいかと思います
2023年にはシャロータイプのエギをより遠くに飛ばすことの出来る、ジェットブーストを搭載したモデルもシマノさんより発売されました
追加で3号もラインナップされたのでシーズン前半にも嬉しいですね
最後に
長い記事になりましたが、読んで頂きありがとうございました
今回はこれまでに書き溜めてきた記事の中のテクニックや、豆知識の部分を抜粋してまとめました
越前海岸のアオリイカエギングに必要な情報は、この記事である程度網羅して頂けるのでは?と思っております
僕がエギングを始めた当初と比べて環境はどんどんシビアになっております
そんな中で見つけた規則性やテクニックを包み隠さず書かせて頂きました
初心者の方にも「必要な時に、必要な分だけを釣って帰れるノウハウを提供出来たのでは?」と自負しております
この恵まれた環境を後世に残せるよう、一人でも多くの方にエキスパートになって頂きたいというのがこのブログの目的です
- 一晩ポイントを占拠したり
- ゴミを残して帰ったり
- 8月から乱獲が始まる
そんな事のないような環境になって行って欲しいと思い締めたいと思います
ご覧頂きありがとうございました
2024/11/21 リライト
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