9月がやってくると、越前海岸では、アオリイカ釣りのシーズンが開始になります
sashimiもこのシーズンを心待ちにしており、ホームグラウンドである越前海岸へは、時間が許す限り昼夜問わず釣行しています
今回の記事では、sashimiの、9月の某日(深夜釣行)の釣果をご紹介致します
さらに、シーズン前半に有効な、サイトでの、アオリイカ狙いに役立つテクニックを紹介します
この記事を読むことで、9月の越前海岸でのアオリイカのサイズ感や釣果、サイトフィッシングについての理解が深まります
是非、シーズン前半の越前海岸、アオリイカエギングの釣果アップにお役立て下さい!!
2022年:sashimiの初釣行
今年の初釣行(実は2度目ですww)は、9月の第2週目に行いました
この時期、台風の影響や雨の日が多いことから、「釣り人が少ないのでは?」と期待しての釣行でした
また、今年は、サイズが例年よりも良いとの情報があり、3.5号のエギで挑戦しました!
釣果についてですが、アオリイカのサイズは、平均して胴長15センチ前後でした
朝マズメに適当な磯場に入り、2時間で8杯の釣果になりました
小型のイカの引ったくるようなアタリも多く、10〜15㎝ほどの個体が混ざっている状況です
数釣りには最適な時期ですね
ただし、エギングで切れたと思われる海藻が結構浮いていたので、人はかなり入っているような印象です
水色は回復しており、良い感じでした
うねりと風があり、釣りにくい状況でしたが、日が出てから釣りを開始したことで、サイトでエギを抱く個体も確認できました
ただ、サイトでアタックしてくるアオリイカの数は年々減少していきますね…
2022年:sashimiの9月某日(大潮周り、夜中)の釣果
この釣行は、9月のある夜中に、約2時間竿を出した時のものです
釣果に満足したため、朝マズメは投げませんでした
目処を付けていた釣り場は、すべてのポイントが先行者で埋まっていたため、空いている地磯に入りました
初めてのポイントだったので、状況は分かりませんでしたが、手前はかなり浅いシャロー帯のようでした
フルキャストすると、20カウントくらいでは底に着かないほどの深場になっていました
大潮の影響か、その場所特有の状況かは分かりませんが、上記の深場の周りには、潮がかなり効いていました
釣れる条件が整っていたため、その場所で粘る事にしました
最終的に、2時間で12杯の釣果になりました
暗い時間は例年通り、赤テープのエギが強い印象です
2022年は、アオリイカの数が例年よりも多い年とされ、それに関する情報は、Instagramなどで広く共有されています
そのため、釣り人の数もかなり増加しております
この釣果を紹介したポイントには、切れた海藻がかなり浮いていたことから、かなり人が入っている様子でした
アオリイカのサイズについては、ポイントにより異なるようです
一部のポイントでは10cmから15cmほどの個体が多く、今回のポイントでは15cmから17cmほどの個体が多かったです
人気のあるポイントでは、アオリイカのサイズが小さめになっているようです
朝と夕方のマズメには人が多いため、各磯や漁港の先端に入るのは、難しいことが多いです
そのため、衛星写真などを参考にして、遠投することで深場に届くポイントを探して、釣行することをおすすめします
2023年には、ジェットブーストを搭載した、シャロータイプのクリンチが発売されました
そんなエギを有効に使用して、上記のようなポイントで、釣果を伸ばして行きたいですね!!
サイトフィッシングを極める
シーズン前半で有効な、サイトフィッシングについて、さらに深堀りしてみます
シーズン前半には、アオリイカの小型の群れが手前に集まったり、エギを引いてくることで、数匹のアオリイカがついてくることがよくあります
多くの動画や雑誌で、サイトフィッシングのテクニックが紹介されていますよね?
テスターや、インストラクターの方々のサイトフィッシング方法は、以下のような傾向にあるように思います
- 見えイカを見つけたら、少し離れた所にエギを投げる
- チョンチョンとアクションを入れ、ラインを巻き取り、テンションフォールの状態をつくる
- ロッドを固定(人により角度は様々)し、アオリイカがエギを抱くのを待つ
- 2,3を繰り返す
大体このような流れになるかと思います
しかし、sashimiは、「ラインのテンションを張って、ステイさせている方が多い」という事が、気になってしまいます
sashimiのこれまでの経験では、ラインを張ってしまうとアオリイカが警戒し、エギを追わずに逃げてしまうことが多いのです
離島など、人があまり入らない場所では異なるかもしれませんが、一般的な人気のあるポイントでは、この傾向が見られることが多いと実感しています
語弊を恐れずにいうと、一番イカのアタックがあるのは、フリーフォールです
エギをフリーフォール(糸を張らずに落とす)で落とした場合、エギが本来の沈下姿勢を保つことができ、アオリイカがエギを抱きやすい状態になります ※遠投している場合も同じです
ただし、フリーフォールでエギを落とした場合、アオリイカがエギを抱く瞬間に、アワセを入れようと糸を張ってしまうと、バレやすくなるというリスクがあります
そのため、サイトでの釣りでは、ラインテンションのバランスを考えることが、大切になってきます
フリーフォールとテンションフォールを上手に使い分けることが重要です
フリーフォールでイカを誘い、イカとエギの距離をコントロールし、イカがエギを抱く瞬間に、違和感無くラインを張れる状態に持っていきます
このプロセスを上手くマスターすることで、数を釣る事が可能になります
イカは魚のように、1キャストで釣れなかった場合でも、次のキャストでもエギを追いかけてくることが多くあります
サイトフィッシングの際に、エギが不自然な動き(テンションホール)になることがあります
その状態でエギが手前まで来すぎると、イカに警戒心を与えてしまいます
したがって、適切なタイミングでエギを回収するテクニックも重要になります
また、サイトで釣る際に注意すべき事として、「棚」を意識する、ということがあります
前後の動きに気を取られてしまうと、水中での上下の棚の動きが曖昧になり、アクションを入れたときに、エギが水面から飛び出してしまうことがあります
サイトでしっかり釣るためには、ダートアクション(サイドにスライドさせる動き)よりも、上下の動きで釣ることが大切です
サイトフィッシングには、実は繊細なテクニックが必要ですが、アオリイカを安定して釣る為にも、是非習得して下さいね!!
サイトフィッシングに使いやすいエギとしては、ヤマシタさんのエギ王liveがオススメです
sashimiも2.5号を、冬のヤリイカと兼用してシーズン前半に使う事があります
最後に
9月に入ると、エギングのシーズンが本格的に始まります
越前海岸では、アングラー(釣り人)の増加や、新子の成長スピードなどにより、サイトで釣ることが、週単位でどんどん難しくなっていきます
今回は、シーズン前半に使える、サイトフィッシングのテクニックについて紹介しました
多くの動画や雑誌でサイトで釣るためのテクニックが紹介されていますが、今回は僕自身の経験から考えを書かせて頂きました
この記事が、今年からエギングをスタートされる方にとっての一助となれば幸いです
また、ベテランアングラーの方々にも、新たな視点や、アイディアを提供できれば嬉しく思います
これまでに、越前海岸のエギングにまつわる記事を多く書いて来ました
その記事の要点をまとめたものを制作しましたので、宜しければご覧下さい!!
記事はこちらよりご覧頂けます
当ブログが、皆様の快適な釣行の一助となれば幸いです
2024/7/10 リライト
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