皆様は釣具のメンテナンスはどうされていますか?
海で使用したタックルは真水で海水を洗い流しているかと思います
リールについては、マメな方はシャフトやベアリングなどに注油をしているかと思います
ではロッドについては如何でしょうか?
こちらもマメな方はコーティング剤をブランクに使用されているかと思います
では、グリップ周りはどうでしょうか?
今回はロッドのEVAのグリップ周りのメンテナンスについてご紹介致します
この記事を読んでいただくと、EVAのメンテナンスについて理解を深めていただけます
EVAとは?
ロッドのグリップ周りは、コルクだったり、カーボンだったり、EVAだったりします
その中でEVAとはスポンジのような素材のものになります
近年のロッドでは、上質なコルクの値上がりや、オリジナルパーツの制作にコストがかかってしまいますので、中級モデルより下のランクによく使われております
EVAグリップのメンテナンス
EVAグリップはそのスポンジのような素材から使っていると、手の力の加わる部分がテカテカしてきます
使用に問題はありませんが、ロッドがかなり使い込んだ感じに見えてしまいますので、テンションが下がってしまう、という方も少なくないのかもしれません
そんなEVAグリップのテカリはメンテナンスである程度修復できます!!
簡単なやり方なので、下記に記載していきます
- 準備するもの
- 養生テープ
- ヤスリ#1000番、ヤスリ#800番(テカリが酷い場合)
- ライター
※ヤスリは紙ヤスリです
※よく紹介されているものは#300番前後なので、そのくらい粗いものでも良いかと思います
- やり方
ステップ1:養生テープを貼り付ける
先ずはEVAグリップの周りの保護をしていきましょう
ヤスリは左右上下に動かして使うので、意図せずにブランクを削ってしまわないためにも、削りたくない箇所のマスキングは必須です
マスキングは後から剥がすので、きれいに貼る必要はありません
ステップ2:EVAにヤスリがけ
マスキングが完了したら、早速ヤスリがけを行います
初めてで不安な方や、強くテカリが出ていない場合は、#1000番を使用します
強くテカリが出ている場合は#800番で擦った後に#1000番を使用していきます
ポイント:ヤスリのかけ方は、上っ面の痛んでいる毛だけを薄く削り取るような感じでかけて行きます
ステップ3:ライターで炙る
一通り削り終わったらライターで炙っていきます
同じ箇所に火を当て続けるのではなく、ロッドを回したり動かしながら炙っていく感じで削った場所を炙りましょう
はじめのうちは、黒い煙が出てきます
黒い煙が概ね出なくなったら完了になります
写真では見づらいですが、見違えるようになりました!!
FVAの凹凸も復活したので、指で撫でると色が変わります
また使うのが楽しみですね!!
最後に
今回はロッドのEVAのメンテナンス方法についてお伝えしました
雨や時化で釣りができない際の釣具のメンテナンスの一環に如何でしょうか?
簡単な材料を用意すれば手軽にできるメンテナンスです
綺麗な道具で気持ちの良い釣行にしてくださいね
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