sashimiは鹿島槍ガーデンを訪れるたびに釣れた魚を持ち帰っています
鹿島槍ガーデンの魚の身は刺身をはじめとする様々な調理方法で美味しく頂けます
そこで今回は鹿島槍ガーデンの”魚のお持ち帰り”に焦点を当てて書いてみたいと思います
この記事を読むことで、
鹿島槍ガーデンで釣れた魚を美味しく食べるための知識を深めることができます
鹿島槍ガーデンの公式サイトはこちらよりご覧頂けます(最新の料金等を確認頂けます)
鹿島槍ガーデンへのアクセスは下記より↓
鹿島槍ガーデンで【食べれない魚】について
鹿島槍ガーデン内にはさまざまな魚種が放流されています
放流されている魚種については別に記事を設けてご紹介しております
※記事はこちらよりご確認頂けます
食べられない魚、イトウについて
施設内の各ポンドにはイトウが放流されております
そこで注意が必要なことは、
イトウは食べることができないという事です
※イトウ以外の魚種は全て食べることが出来ます
では何故放流されているのか?
それは北海道に生息するイトウのファイトを本州でも楽しむ事が出来るように放流されています
したがって無理に食べようとすることだけはお避けください
一方でイトウのファイトは本当に強烈です!
その豪快なファイトはぜひ一度味わって頂きたいと思います
イトウは村田基さんも紹介しているシュガーミノースリムで狙うと掛かりやすい印象です
イトウを釣る為に大切なのは「レンジ」です
その日のイトウが泳いでいる棚を見つけることが出来ればアタックを引き出せるでしょう
YouTubeなどの動画を通じてその迫力あるファイトシーンを楽しむことができます
sashimiが2号池で釣ったイトウ↓

どんな魚を持ち帰るのがよいのか?
ではいよいよお持ち帰りについて書いていきたいと思います
池にはさまざまな魚がいますが、
お持ち帰りはコンディションの良い魚にしたい
ですよね?
ではsashimiのお持ち帰りの際のオススメの基準について以下にてご紹介していきたいと思います
キープの基準
お持ち帰りの基準としてスタッフの方も推奨している太い個体を選ぶことをオススメします
太い個体とは一目で肉厚であることがわかるようなものです
ブラウンの太い個体↓

反対にガリガリの個体というものがいます
ガリガリの個体は、
- 頭が大きく
- 身体が細い
特徴があり判断が容易です
ブラウンのガリガリ個体↓

このような個体は、
- 針を飲んでしまっていて栄養が取れていない
- 病気である可能性が高い
のでお持ち帰りにはオススメ出来ません
しかし実はこの2者の間にスリム個体というものが存在します
スリム個体とは上から見てもガリガリとは言い難いが太くもないタイプの魚を指します
特にニジマスの中でもスチール系(シルバーで黒点が側線より下に少ないもの)にスリム個体が多い傾向があります
これらのスリム個体は釣果があまり伸びなかった日は持ち帰ることを検討しても良いかもしれません
ブラウンのスリム個体↓


ニジマスのスリム個体↓


また傷んでいる個体は食べる事はできますが、身がブヨブヨしていたり等、難がある場合があるのでスタッフの方に質問してから食べる事をオススメします
傷んでいる個体は、
- 釣り上げても元気が無い
- 綿病に感染している
- 全体的に傷んで見える(目が無い等)
等の特徴があります
放流後しばらく池にいる大型個体にその傾向が多く見られます
全体的に傷んでいるように見えるブラウン↓

お持ち帰りの目安(重さ)
個体によって異なりますがsashimiの場合、60cmの魚1匹で3キロの目安としています
現地の料金表になります(2024/11月)↓

スタッフ不足により検量は1回/日が推奨されています
イクラの味付けについて
秋のシーズンからは抱卵したトラウトが釣れる事があります
そんな抱卵したトラウトのお腹の中にはイクラが詰まっています
運良くそんなトラウトを釣り上げる事が出来たのであれば是非美味しく頂きたいですよね?
鹿島槍ガーデンのイクラは一般的な市販のサーモンのイクラよりも小粒で独特の風味と食感を楽しむことができます
そんなイクラの味付けについてsashimiがオススメの調理方法を解説致します
- 鹿島槍ガーデンから受け取った時の状態

- 袋からイクラをザルに移し軽く洗って汚れを取り除きます(塩を撒いて洗います)

- ミリンと酒を1:1の割合で煮詰めた液を作り冷まします
- 醤油や鰹だしのタレを適量加えて、味を整えます(醤油はミリンの半分の量、鰹だしはスプーン1杯くらいの隠し味にしております)
- 上記の液にイクラを漬け込み、一晩寝かせます

- イクラがダシを吸い、プチプチになったら完成です(色も綺麗なものに戻っていますね)

漬け込む際はイクラに液をかけましょう、液にイクラを入れてはダメです
この絶品の味わいはぜひ一度試していただきたいと思います
分量や味付けはお好みに合わせて調整することができますので、ぜひ自分だけのオリジナルな味わいを見つけてみてください
イクラはもちろん放卵したトラウトの身も美味しく頂けますよ

抱卵したトラウトは見た目でも分かり易いですね
放卵したニジマス↓

抱卵したブラウン↓


トラウトの身の種類
鹿島槍ガーデンで釣れる魚には赤身のものと白身のものがいます
2者は外見では判断が難しいですので捌いてからのお楽しみになります
確立でいうとニジマスのスチール系(黒点が少ない)やサイズが50cm以上のニジマスに赤身が多い傾向にありますが、ドナルドソンやブラウンにも赤身の個体がいます
赤身の魚はジューシーで食べ応えがあり一口食べるたびに旨味が口いっぱいに広がります
黒点が多い個体とその赤身↓


一方白身の魚はタンパクでスッキリとした軽やかな味わいが特徴です
白身は上品な風味と食感を楽しむことができ唐揚げやムニエルなどの料理にもぴったりです
スチール寄りの個体とその白身↓


白身でも各個体により「質」は変わります
身の透明度の少ない個体もしばしば見られます
ドナルドソンやブラウンに多い傾向があります
どちらも美味しく頂けますのでご安心を!!
透明度の少ない白身(ドナルドソン)↓

どの身もそれぞれの特徴や美味しさがあります
全体としては赤身の魚の方を狙っている方が多い印象です
赤身派、白身派、皆様はどちらでしょうか?
大型個体お持ち帰りの注意点
なんと2号池でも70cmを超える大型の魚が釣れることがあるのです
sashimiの釣り上げた特大ブラウン(77cm、6.7kg)↓

上記大型はお持ち帰りをしました
しかしその身には油が乗っておらず、ハリも無く、お刺身用の捌きを依頼しましたがあまり食べる気になれないものでした
下記の写真の通りハラス部分が悲惨な状態になっていました

このように大型の魚を持ち帰る際には注意が必要です
この時の身は火を通して食べることにしました
またイクラも期待通りの状態ではなく、長く生きている魚の卵はいまいちの味わいになる場合が多いです
係の方からは「去年の卵」と表現されるほど卵の状態が悪いこともあります
しかし、
- きちんとダメな部分を取り除き
- 処理を行い
- 味付けを施して食べる
ことである程度美味しく頂く事が出来ました
ただし処理には時間がかかりますし、冷蔵庫でしっかり時間をかけてダシを吸わせることも大切です
1日から2日経つことでイクラがダシを吸いハリが出てきて食べる事が出来る状態になりました
タレに半日漬けた状態の大型ブラウンのイクラ(まだブヨブヨ感がありますね…)↓

さらに大型のお持ち帰りについては金額にも注意が必要です
大型の個体を持ち帰る際はかなりの金額になる事があります
sashimiの大型ブラウンも¥15,000を超える金額でしたww
予算内で楽しむことが大切ですね
一度キープした魚は放流不可ですがスカリは使用可能です
お持ち帰りを希望される方には必須のアイテムなので是非ご用意下さい
sashimiのオススメの食べ方
魚の身を美味しく楽しむためには適切な部位を選びその部位に合わせて調理することが大切です
まず身の部分は刺身だけでなく、唐揚げやムニエルなどの料理にも適しています
一方でハラスの部分は脂っこくなりがちなためお刺身用に取り除くことをオススメします
sashimiは現地でお刺身用に捌いてもらい、自宅に帰ってからハラスと身の部分を自身で分けて保存しています
ハラスは刺身用、身の部分をムニエルや唐揚げ用などに活用しています
冷凍した魚は火を通して2週間程度で食べ切るようにしています
唐揚げ用に冷凍する際には堀西さんのアウトドアスパイスで下味を付けてから、小麦粉→卵→パン粉を付けて保存しています
塩、コショウだけでは少し臭みが出る個体もいる為、しっかり下味を付ける事をオススメします
唐揚げは塩+レモンで頂くのが個人的に一番美味しいと思っております
我が家では、「プレミアム」を使用しております
遠方からお越しの方はクーラーボックスがあると鮮度の良い状態で魚を自宅まで持ち帰る事が出来ます
sashimiのオススメは少々値が張りますが保冷力が桁違いのシマノさんのクーラーボックスになります
釣り以外にも重宝します!!
現地スタッフ情報
現地スタッフさんからの情報もお伝えさせていただきます
社長によるとアルビノのトラウトは味がまろやかであるということです
実際に何度か持ち帰りましたが、sashimiはあまり味の違いを感じることは出来ませんでした
それでも他のトラウトと同様に美味しさを楽しむことができました
アルビノの中でも赤目の個体はより貴重であるとのことです
黒目のアルビノ↓

赤目のアルビノ↓

アルビノは身体の色(オレンジ、白、ピンク)が入っているルアーへの反応が良いと言うはれています
また魚を自宅に持ち帰った後の保存方法についてもアドバイスを頂きました
魚をキッチンペーパーで包み、ラップで巻いて冷蔵庫で2~3日間熟成させると身が柔らかくなり、美味しさが引き立つとのこと
この方法を試してみたところ、確かに身の食感や風味が向上しより一層美味しく感じられました
このような現地スタッフからの情報やアドバイスは釣り上げた魚を最高の状態で楽しむために非常に有益ですね
経験豊富なスタッフのアドバイスを参考にしながら自分なりの料理や食べ方を見つけてみるのも楽しいですね
消極的な意見もあります
さまざまな意見が存在する中で鹿島槍ガーデンのトラウトに関する「食」に対する考え方も多様です
中には自然に近い環境で育てられているため刺身を食べることに慎重な方々もいらっしゃるようです
また「魚のエサに抗生物質を使用している」という意見もあり、その影響を気にして魚自体を避けた方が良い、という声もあります
しかし鹿島槍ガーデンには長年にわたる養殖業務で培われたノウハウや、ブランドサーモンを生産し続けているという実績があります
このような背景から多くの方々が美味しいサーモンを食べています

最後に
イクラに関してぜひお伝えさせていただきたいことがあります
施設内ではごはんを注文するとイクラが付いてくるサービスがあります
その美味しさと絶妙な味付けはぜひ一度ご賞味いただきたいと思います
お正月には特別な一皿としてイクラ丼のサービスもあります
2025年のサービス丼(イワナの親子丼)↓

新年の幕開けを美味しく彩ってみてはいかがでしょうか?
僕自身、鹿島槍ガーデンの魚は川魚特有の臭みもなく毎回美味しく頂いております
ぜひ皆様にもその魅力を一度味わっていただきたいと思います
魚を食す際には現地で専門スタッフにお願いして丁寧に捌いてもらうことをオススメします
おいしいく頂きたいのならばぜひ現地での捌きをお試しください
この記事が皆様の鹿島槍ガーデン釣行の一助になれば幸いです
最後に「食」についてはご自身の責任においてお楽しみいただければと思います
どうもありがとうございました!!
2025/1/4 リライト
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